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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】コーチングの終わりはクライアントのスタート!

おはようございます。稲垣陽子です。

コーチングの醍醐味はなんといっても
1on1のセッションです。
クライアントさんの目標に向かって話を聞くことの素晴らしさ、面白さは格別です。

Goodなセッション

では、Goodなセッションとはどういうものでしょうか?

私が尊敬するコーチのジャネット・M・ハーベィさんは、
動画の中でこのように話していました。

「コーチングの目的は学習を深めることと行動変容です。

コーチはクライアントの問題解決をすることが仕事ではありません。
クライアントの自律性(autonomy)を促すことが仕事です。

(もし1週間に1回1時間コーチングをするとしたら)
クライアントにはコーチ以外の6日と23時間があります。
クライアントがセッションを終えて、
生活に戻ったその時に課題にコミットメントできるかどうかが大切です」

つまり、Goodなセッションとは、
コーチングセッション後に行動変容が起こることです。

それも、セッション終了後クライアントが
「勝手に」動き出したくなる、
気づいたら自然とやるべきことをやり始めている、
そういうセッションです。

セッションの終わりは、クライアントのスタート

自分の意思で動き出すこと。
それを自律性(autonomy)と言います。

どんなに良いセッションをしたとしても
クライアントが日常で行動し、変化を作らなければ
良いセッションとは言えません。

クライアントの自律性(autonomy)を作り出すこと。

そのためには、セッションの終わり方が大切です。

何を話したかをまとめて学習と気づきを振り返る。
最後にきちんと行動を聞き、送り出す。

コーチにとって、セッションの後半は
コーチングのまとめとして収束していきますが、
クライアントにとっては、
これから始まる実践へのスタートなのです。

ここからスタート!!
そんな気持ちで対話を終わらせ、送り出すことが大切です。

これは、面談なども同じです。
今週はぜひコミュニケーションの終わりに意識を向けてみてくださいね!

参考動画
https://mshn.jp/r/?id=14vs43131&sid=4758
Updated ICF Core Competency 8: Facilitates Client Growth

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