
おはようございます、稲垣陽子です。
GW真っ盛り。いかがお過ごしでしょうか?

競争から共創へ。
これが当社のコンセプトです。
勝ち負けで関わるのではなく、お互いの才能を掛け合わせて、新しい価値を生み出していく。そんな関係性を目指しています。
とはいえ、「競争」がなくなることはありません。
どれだけ共創を大切にしようとしても、私たちは日常の中で、無意識に誰かと自分を比べて競争しています。
「え、競争?そんなことはしていないよ」と思う人もいるでしょう。
でも、相手と話すとなぜかイライラしたり、劣等感を感じたり、逆にしょぼく見えたりする時。もしくは気疲れしたり、コミュニケーションが面倒くさくなったりする時、ないですか?
こうした感覚の裏側には、気づかない「競争」が潜んでいることが多いのです。
特に、家族、同僚、上司、部下など、日常的に関わる関係ではなおさらです。
「勝ち負け」まではいかなくても「どちらが上か、下か」というシーソーを無意識に行き来しています。
この「競争関係」は大きく2つに分かれます。
「下にいる」(負けている)と感じている人は、
自分より相手の方がすごい、相手の言うことが正しいと思います。
そのため相手に合わすことにエネルギーを使います。
それがうまくいっている間は「楽」にも感じますが、その裏では、相手への違和感や不満が蓄積しています。
また、従順な態度の中で、実は冷静な目で、相手のあらが見えていたりもします。ある瞬間にそれが吹き出し、ここぞ!というときは強く相手を責めたり、大胆な行動にでたりもします。
(仕事なら突然の辞表、家庭ならおかずが一品減る…なども含めて)
「上にいる」(勝っている)と感じる人は、
常に自分が勝てる状態を保とうとします。
なので、相手が自分より勝たないように、色々なことをします。
分かりやすいところでいうと、叱責やNoを言わせない提案などで相手を動かします。
しかし、実際にはそれだけではありません。
「君はそのままでいいよ」「無理しなくていいよ」と優しく相手を守り、相手を助けることで、相手が自分を負かして勝つだけの力をつけさせないようにするという方法もあります。
相手のチャレンジの機会や成長する機会を奪うというやり方もあるのです。
相手が自分を負かすことがないように、相手の力を奪い、常に自分を勝てる状況に置く、ということが起こります。
いかがでしょうか。
こういう「競争」関係は、別に特別なことではありません。
普段の何気ないところでしょっちゅう起こります。私自身もしょっちゅう起こっています。
ただ一つ言えるのは、
「競争している限り、人と深くつながることはできない」ということです。
そして、人間関係で勝ち続けることもありません。
シーソーを繰り返す限り、エネルギーは消耗していきます。
では、ここからどうやって「共創」の関係へと移行していくのでしょうか。
目指すのは「対等」です。
とはいえ、これは簡単ではありません。
特に近しい関係であればあるほど。
そこで今日は、シンプルな3つのステップをご紹介します。
1、シーソーのどちらにいるか、気づく
まずは、自分がシーソーのどちらにいるのか、客観的に理解することです。
相手を前にして感情や思考がぐるぐる回る時、シーソーのどちらかに寄っている可能性があります。まずは冷静に自分を見つめてみましょう。
シーソーはそれが「固定」されすぎると、関係性が硬直します。まずは自分の立ち位置を自覚しましょう。
2、そのポジション(「負けている」or「勝っている」)ことで
「得していること」「手に入れていること」はなんですか?20個以上書き出してみましょう。
感情や思考はぐるぐるするのに、なぜそのポジションにいるのか、得していることがあるからそこにい続けるのかもしれません。それを書き出してみましょう。
3、あなたが「得していること」「手に入れたこと」を相手に与えようとしてみる
これは、とても逆説的なのですが、あなたがシーソーのどちらかにいることで手に入れたものを、自分のものだけにせずに相手に与えようとしてみてください。
例えば、勝つことで万能感を手に入れたとしたら、その万能感を相手に与えようとしてみてください。負けることで安心感を手に入れたとしたら、その安心感を相手に与えようとしてみてください。
やり方は、あなたがされたことの逆をすればいいだけです。
例えば、自分の主張を言い続けて万能感を得た人は、今度は相手の主張を聞いてみる。
相手が決めてくれたことで安心感を得た人は、今度は自分が率先して決めてみる。
相手との関係で手に入れたものを、手放さないようにするのではなく、相手にも与えてみよう、味わってもらおうと思って関わると、シーソーの歪みはゆるくなり、関わりは勝負ではなく、調和になる可能性があります。
そして、不思議なのですが、与えてみたら、実は相手が心底手にしたかったものはそれだった、と、気づくかもしれません。
よかったら試してみてくださいね。
では、今週も素敵な1週間になりますように。