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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®コラム】「創」るという字に込められた意味を知っていますか?

おはようございます、稲垣友仁です。

私たちが所属している、アメリカのコーチング機関である国際コーチ連盟(ICF)では、コーチングを「COーCREATE(コークリエイト)」に行うことを提唱しています。

日本語でいうと、「相手と共創を行う」ということになります。

共創とは、共に掛け算をしていくことです。

これは、相手を受け入れているだけではおこりません。コーチとクライアント双方の想いや意見を互いに掛け算していくことです。

 

私の尊敬するコーチが下記のように言っていました。

「『創』という漢字にどういう意味があるのか調べてみると、ある辞書に「壊すこと」と書い
てあった。今までの自分や成功体験を壊して、新しい自分を創る。いわゆる「創造的破壊」が大事だというメッセージだと捉えた」

実際に調べてみると、書いてあるものを見つけることはできなかったのですが、下記のように書いてありました。

『「創」の意味』 デジタル大辞泉の解説より

[音]ソウ(サウ)(漢) [訓]つくる きず はじめる
1 刃物による傷。「創痍(そうい)・創傷/金創・銃創・刀創」
2 初めて作り出す。はじめる。「創意・創刊・創業・創見・創作・創始・創造・創立/草創・独創」

「創」には刀でできた傷のような意味もあると受け取りました。

 

要するに、コーチングでは、ただ単に互いを理解しあっているだけでは何も生まれません。

「場」の雰囲気を刀で切り刻むような、そんな壊す力も必要。

思ったことや感じたことを相手との間に出してみる勇気が大切なのだと思います。

そこから、相手との化学変化が起こり始め、新たなものが生まれていく。

共同創造の領域に入れるのだと思います。

 

ぜひ今週は、共創の「創」をテーマに動いてみてください。

相手と話している時に、創造的な場を作るためにも、自分の思ったこと感じた正直な想いを相手との間にうまく投げてみましょう。

目標に対して感じている正直な思いは、同時に相手の正直な思いも引き出すことになり、新しい物が生まれたり、相手の行動を誘発するきっかになったりなど不思議なことが結構起こります。

相手との間に、安心感や信頼感の関係性が出来ていないと大変なことになることもあるので、その辺は相手を選んでやってみて下さい。

 

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