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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】大学院体験記1:どうして大学院に?

おはようございます。稲垣友仁です。
10月になり、少しずつ気温も和らいできました。

今日は、現在通っている大学院にまつわる話をしたいと思います。

大学院での学びは楽しく、
論文を書き上げるという大きなプロジェクトが大変ではありますが、
それも含めて楽しんで通わせてもらっています。

そろそろ6ヶ月が経ち、ある程度落ち着いてきたので、

・大学院で何をやっているのか?
・どうして大学院に行くことになったのか?など

大学院での学びを「大学院体験記」ということで、
不定期な企画として、伝えられる範囲でシェアしていこうと思います。

ここまで大学院受験にお世話になった方もたくさんいますし、
何よりも自分のためにまとめたいと思います。

まず第1回目は、
「どうして大学院を選択したのか?」
について書いていきます。

きっかけは2017年のコーチングカンファレンス

大学院選択を考え始めたのは、
2017年のことでした。

この年は、コーチングの大きなカンファレンスに参加するために、
アメリカのワシントンDCに行った経験がきっかけになります。

初めて会う外国人のコーチたちは、
「僕はビジネスコーチとして〇〇という世界的な企業のコーチをしている」
と自慢げに自分の成果を話してきます。

名刺も交換するのですが、多くの人がコーチという肩書きや、
現在持っているコーチの資格とともに「Phd」と書いてありました。
これは、「博士」という意味です。

アメリカでは、いや、欧米全般的にかな、
コーチングは学問的にも認められたもので、
しっかりと体型立てられたバックボーンがあり、
自分はそれらを体形立ててしっかりと学んでいるという印として資格があり、
さらにそれ以上の最高位の印が修士号や博士号などの学位を持っているのが
ステイタスになっていると僕はキャッチしました。

今では、欧米のプロスポーツなどの世界では、
メンタル面でのコーチを採用する条件として、
修士号や博士号などの学位を持っていることが
条件というところも増えているようです。

さらにそのワシントンでのカンファレンスの前日に
クリーブランドという、
アメリカの五大湖の南に位置する街にある
外資系会社の本部に立ち寄りました。

当社がコーチとして担当している日本支社の本部になります。

日本支社は僕たちがコーチとして担当していますが、
アメリカの本部にもアメリカ人の担当コーチがいます。

このアメリカ人コーチと交流することが目的で行ってきました。
写真のような方です。

※写真中央のアメリカ人コーチ
オハイオ州クリーブランド Dr.David G. watterson、jrさん
コーチであり、オハイオ州とイリノイ州の認可心理学者

この方とも名刺交換したのですが、
この方は日本語の名詞も用意してあって、
とてもフレンドリーな方でした。

この方の名刺にも「Phd」が入っていて、
心理学の博士号を持っているということでした。

この方のコーチングは心理アセスメントという
人の心の状態を計測する本格的な質問シートをチェックしてから
コーチングを行う形をとっていて、
博士号を取っている方は違うなと思いました。

この人と話しているうちに自然と
「僕もあなたのように博士号を持った
専門的なコーチとして活動していきたい」と、
なぜかビジョンを話していました。

今もそうですが、
この時は博士号を本当にとるのかどうかもわかりませんでしたし、
なにより、そこへの道のりがどのようなものであるかも
ぜんぜんわからずに言っていました。

大学院がみつからない

そのあと日本に帰ってきてから、
海外も含めて大学院を探しますが、
情報が少なすぎてどこの大学院に行ったらいいのかが
まったくわかりませんでした。

大学院でコーチングを深く勉強したいのですが、
コーチングを学べる大学院は、
イギリスやオーストラリアなどの海外にしかありません。

日本ではそれに類似した学問で心理学や経営学を学ぶことになります。

英語の勉強にもなるし海外の大学院にいくのもありですが、
とりあえず大学院がどのようなものかを知りたくて、
日本の大学院入学説明会が行われていたので、行こうと思ったのですが、
どこも年に2回ぐらいしかやっておらず、
日程が仕事とかぶっていけなかったりして
月日がどんどん経っていきました。

とにかく大学院は情報がすくなすぎて、
そういう意味では狭き門のように今でも思います。

もう一度、転機がやってくる

そして、2020年4月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行がはじまり、
僕は、コロナには感染しなかったのですが、
自律神経失調症のような症状がでて、
精神的にも体調的にも辛い時期を過ごします。

仕事もそれまでリアルでやっていたものを
オンラインに大転換を強いられ大変でした。
毎日を生きていくのが精一杯で
大学院のことについてはここでは考えられませんでした。

そんな中、50歳を迎えます。

先行きがどうなるかわからない中で、ふと問いが生まれました。
「人生100年生きられる時代になり、自分も人生の半分が過ぎた。
とすると、今からまだ半分も生きられる可能性がある。
残りの半分をどんな人生にしていきたいだろうか?
もし、過去にこれをやっておけばよかったと思うことがあるとしたら、何だろう?」

僕は現在コーチという人の心を扱う仕事をしていますし、
残りの人生もその役割を全うしていきたいと思っています。

これまで運動が好きで学校では部活動に入って運動をずっとやってきましたが、
今思うとその頃に、海外に行ったりして英語を身につけ、
心理学を学んでいたら、どれだけ今の仕事に役立ったろうと思いました。

そうだ、もう一回人生をここからやり直せる。
それをやろうと思いました。

自分がコーチングで身につけてきた自己実現の能力があるのであれば、
その力を使って、自分の理想の人生を追い求めてみよう。

ということで、心理学を学ぶために大学院へ行こうと思い直し、
もう一度、自分にあう大学院を探し始めます。

そこから大学院受験のためにコーチを雇い、
大学院合格に向かって勉強し始めました。
2022年のことになります。

ーつづくー

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