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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

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おはようございます。稲垣陽子です。

先月、コーチングの第一人者で、私たちのメンターでもある
伊藤守さんの講演会に行ってきました。
伊藤さんの話は、アカデミックな研究をたとえ話や身近な事
例に変えて面白く話してくれるので、分かりやすく、会場は
いつも笑いやうなずきにあふれます。
その中でも、私の後ろの席からひときわ大きな声でケラケラ
と楽しそうに笑う女性の声が聞こえました。


誰だろう、と振り返ってみると、伊藤さんの奥様でした。

誰よりも楽しそうに伊藤さんの話を聞いていたのです。

そして、伊藤さんも奥様の笑い声に呼応しながら、楽しそう
に話していました。
以前、誰だったか忘れましたが、テレビ番組で、お笑い芸人が
あるエピソードを話していました。

「ギターリストの布袋寅泰さんのライブを見に行った。
近くの席に、曲に合わせてノリノリな女性がいた。
なんて熱狂的なファンなんだろうってよく見たら、
奥さんの今井美樹さんだった」

と、話していました。
こんな風に、成功や成果を出している人の多くには、
自分の身近に「ファン」がいるのでは、と思います。
ファンとは、ウィキィペディアで調べると、
狂信者を表す「fanatic」が語源です。

日本語だと「ひいき」と訳されます。
「ひいき」の語源は、「盛んに力を使う」と「重いものを下で
支える」という意味が合わさり、「特に目をかけて引き立てる」
という意味だそうです。
つまり、
その人のやろうとしていることを、心から良いと信じて、
おもしろがったり、楽しむ人、これがファンです。
そう考えると、自分の近くにファンがいると、パフォーマンスに
大きく影響を与えてくれそうですよね。
自信を持ってやれそう。
しかしながら、身近な人ほどファンにはなりづらいのが一般的だ
思います。

例えば子どもに対してなら、「ファン」になって応援するよりも、
うまくいくかどうか心配になって「管理者」として関わる方が強
くなるかもしれません。

部下やパートナーに対しては、「ライバル」としての意識も出てくるでしょう。
そこで、今週は、
上手くいかせたい、と思う相手に対して、
その人が思いっきり自分の力を発揮できるように、ファンとして
関わってみましょう。
その人の力を信じて、心から面白がって話を聞いたり、励ましの言
葉をかけてみましょう。

自分にファンがいるなんて、嬉しいですよね。

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