おはようございます。稲垣陽子です。
週末より共創コーチ養成スクールが始まりました。
ようやく今までやってきた事を体系的に学んで頂く場をつくる事ができました。
この二日間のために、たくさんの方が力を貸してくれ、当日も、ご縁のある方々と真剣に、かつ、楽しく学びながら濃い二日間を過ごす事ができました。
スクールの中で、私たちは、「聞く」という事は、
相手の微細な反応に正直に関わっていく事だと伝えています。
相手の話を聞こうと思うと、相手の話の内容に意識が向くと思いますが、
話の内容よりも、声のトーンとか、さっきより落ち込んだ声だったとかそういう相手の言葉の裏にある感性的なものに反応していくと、思ってもいないような本質的な話になり変化が起きる事が良くあります。
そのためにも、相手の話の内容も大事なのですが、それよりも相手の状況をよく感じながら話を聞いていく必要があります。
しかし、参加者から下記のような質問がでました。
きちんと相手を感じようと思っているのですが、どうしても頭で何を話しているのか分析しながら聞いてしまうので、そちらに意識が向かないのだがどうしたらいいか、というものでした。
コーチングにおいて、相手の話を聞こうと思うと、相手の感情を察知する感性的な部分と、話を進めていくために必要な理性的な部分の両方をフルに動かしていく、マルチタスク(一度に複数のことを処理すること)的な能力が要求されます。
では、そのためにどうすればいいのでしょうか。
一つの方法として、人から真似るというのがあります。
理性的な人は感性的な聞き方が苦手になる傾向あります。
その場合は、近くにいる感性的な聞き方の人をよく観察してみてください。
相づちの打ち方、呼吸のタイミング、表情などちょっとした変化を観察して、共感しているポイントを真似て、一緒に味わってみてください。
感性的な人は理性的な人の聞き方を観察し、聞けるようなら、何を考えながら人の話を聞いているのか質問してみてください。きっと理路整然とポイントを話してくれます。それを次に自分が人の話を聞く時に取り入れてみる。
良かったら試してみてくださいね♪
今週もステキな1週間になりますように。