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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

頑張ってるね

おはようございます。稲垣陽子です。
先日、道でママ友に会いました。
彼女は男の子3人のお母さん。それだけで洗濯や食事のことを考えると頭が下がるのですが、さらに全員野球少年です。

一番上のお兄ちゃんは高校生になったので、最近見かけなくなったこともあり、

「みんな野球やっているの?」と聞くと、
彼女が「やってるよ~、すっごく頑張っているんだ。」と応えてくれました。

子どものことを素直に「頑張ってるわ」と語れる親はそうはいないような気がします。
もし私だったら、「全然大したことないのよ~」と謙遜したり「だから大変なのよ~」と自分のことを話したりするかもしれません。

「頑張ってるね」
目の前の人に対して素直にそう思える関係の中では、いろいろなことがうまくいくのではないかと思います。

頑張っているな、と心から思える人を前にすれば、こちらの意識も変わります。何かをしてあげたいと思うでしょうし、応援したくなるでしょう。
彼女は、子どもたちのために、やかんいっぱいの麦茶を毎日作っていると、以前話してくれました。そのお母さんの行動は、息子たちに、無意識の中で、感謝の感情とともに、次なる頑張りの源になっているのではと思います。

でも、そうすると、
「うちの子(部下でも)何もしていないし、頑張ってるところがない」と言う人もいると思います。

私もどちらかというとそういうタイプなので、
彼女と話をした後、反省をして、息子の頑張っているところにアンテナをたてて振り返ってみることにしました。
そうすると、漢字テストのために、ノート数ページに練習をしていることとか(字の汚さとか、間違って書いているところはとりあえず目をつぶり・・)、英語のレッスンに2時間夕方通っていることが浮かびました。
きっと、漢字テストは100点取ることは難しいだろうし、英語だって、次の日には忘れているんだけれど、本人なりに頑張っている。
そう思った瞬間に、心が温かくなり息子のことがとても愛おしく感じられました。

ずっと頑張ることは難しい。でも、瞬間、瞬間を切り取って見つめれば、私たちの多くは、きっと何かに自分の力を使っている。

物事を瞬間で断面として見れば、頑張っているのを探すのはそれほど難しいことではないことに気づきました。

ということで、今週は人の頑張りを受け入れてみましょう。
頑張ってるね、なんて言わなくてもいいです。
渦中にいる人にとっては、とても自分が頑張っていることを受け取れないでしょうし、言ったところで「??」となるでしょう。

ただ、その断面に寄り添い、見ててあげる人、その一瞬を知っている人であることが、その人にとって意味があるように思います。

相手との関わり方にも意識の変化が生まれるかもしれません。
良かったら試してみてくださいね。

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