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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】承認上手になる方法

おはようございます。稲垣陽子です。

夏本番ですね。毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

今日は過去のメルマガから「承認」について書いたものをお送りします。

卒業文集で〇〇NO.1になった

私が小学生だった頃の話です。
クラスメート全員の●●No.1を投票して決めて、
卒業文集に載っけようという話になりました。

さて、私は、何No.1になったと思いますか?

なんと「おせじNo.1」になったのです。

冷静に考えると、ひどいなと思うのですが、
当時は「おせじ」という言葉の意味がよく分からず、
いいこと言う人ね、くらいの軽い感じで受け止めていました。

でも、今振り返ると、No.1の称号にふさわしく、
確かに目の前の人を褒めたい、肯定的な事を伝えたいと思っても、
どう伝えていいのか分からず、終始上滑っていたように思います。

まず、人を褒めようと思うと、
「す」から始まる言葉しか出てこないのです。
「すごい」「ステキ」「素晴らしい」の3語のみ。

それを言って、嬉しそうにしてくれる人もいましたが、
キョトンとされる人も多々ありで、でも、どうしていいのか分かりませんでした。

言葉のレパートリーを増やす

そこで、私が心がけるようになったことは、
言葉のレパートリーを増やすことでした。

  • 「すごい!」と一言で終わらせるのではなく、何がすごいのか、具体的に伝える
  • 「ドキドキする」「ワクワクだね」など、気持ちを伝える
  • 声のトーンやスピードを一段階落として伝える
  • 言葉以外で表現する(表情、握手、拍手など)

など、意識するようになりました。

言われて嬉しかった言葉を真似する

でも一番役に立ったのは、承認の上手な人を真似することでした。

自分が言われて嬉しかった言葉や言い回しを、
別の機会に自分が使ってみることでした。
セリフだけではなく、声のトーンとか、呼吸の取り方なども真似してみます。
そうすることで、なんとなく、
自分の伝えたい思いと言葉(アウトプット)が合ってくるようになってきました。

コミュニケーションは無自覚だけど、その人特有のパターンがあり、
かなり周りの環境や人間関係に影響されていると私は思います。

例えば、私は時々、自分で自分の言い方を聞いていて
「この言い方は母親そっくりだな・・」と苦笑することがあります。
親元を離れて何年も経っているのに。

満員電車の中でおそらく同じ会社の人同士と思われる
複数人が話している話を聞くと使うキーワードとか、
言い回しとかが似ているな、と思うことがあります。

このように、知らず知らずのうちに
自分のコミュニケーションは周りに影響されているのです。

よって、自分のパターンの中だけで、
どうしたらもっと目の前の人とうまくいくのかなと
試行錯誤してもあまり良い解決法は見つかりません。

それよりも、他人のうまくいく話し方や、
すてきだなと思う言い回しなどを、取り入れて、
試してみる方が手っ取り早くて効果的です。

良いコミュニケーションをどんどん取り入れて、使ってみる。
そうすると、今度はそのコミュニケーションが
あなたの周りに伝染しだすでしょう。

今週はぜひいいなと思うコミュニケーションをまねて、試してみてくださいね。

あなた発で良いコミュニケーションがどんどん広がりますように。

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