おはようございます。稲垣陽子です。
夏本番ですね。毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
今日は過去のメルマガから「承認」について書いたものをお送りします。
私が小学生だった頃の話です。
クラスメート全員の●●No.1を投票して決めて、
卒業文集に載っけようという話になりました。
さて、私は、何No.1になったと思いますか?
なんと「おせじNo.1」になったのです。
冷静に考えると、ひどいなと思うのですが、
当時は「おせじ」という言葉の意味がよく分からず、
いいこと言う人ね、くらいの軽い感じで受け止めていました。
でも、今振り返ると、No.1の称号にふさわしく、
確かに目の前の人を褒めたい、肯定的な事を伝えたいと思っても、
どう伝えていいのか分からず、終始上滑っていたように思います。
まず、人を褒めようと思うと、
「す」から始まる言葉しか出てこないのです。
「すごい」「ステキ」「素晴らしい」の3語のみ。
それを言って、嬉しそうにしてくれる人もいましたが、
キョトンとされる人も多々ありで、でも、どうしていいのか分かりませんでした。
そこで、私が心がけるようになったことは、
言葉のレパートリーを増やすことでした。
など、意識するようになりました。
でも一番役に立ったのは、承認の上手な人を真似することでした。
自分が言われて嬉しかった言葉や言い回しを、
別の機会に自分が使ってみることでした。
セリフだけではなく、声のトーンとか、呼吸の取り方なども真似してみます。
そうすることで、なんとなく、
自分の伝えたい思いと言葉(アウトプット)が合ってくるようになってきました。
コミュニケーションは無自覚だけど、その人特有のパターンがあり、
かなり周りの環境や人間関係に影響されていると私は思います。
例えば、私は時々、自分で自分の言い方を聞いていて
「この言い方は母親そっくりだな・・」と苦笑することがあります。
親元を離れて何年も経っているのに。
満員電車の中でおそらく同じ会社の人同士と思われる
複数人が話している話を聞くと使うキーワードとか、
言い回しとかが似ているな、と思うことがあります。
このように、知らず知らずのうちに
自分のコミュニケーションは周りに影響されているのです。
よって、自分のパターンの中だけで、
どうしたらもっと目の前の人とうまくいくのかなと
試行錯誤してもあまり良い解決法は見つかりません。
それよりも、他人のうまくいく話し方や、
すてきだなと思う言い回しなどを、取り入れて、
試してみる方が手っ取り早くて効果的です。
良いコミュニケーションをどんどん取り入れて、使ってみる。
そうすると、今度はそのコミュニケーションが
あなたの周りに伝染しだすでしょう。
今週はぜひいいなと思うコミュニケーションをまねて、試してみてくださいね。
あなた発で良いコミュニケーションがどんどん広がりますように。
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