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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】本当の勇気は「弱さ」を認めること

おはようございます。稲垣友仁です。

先週の土曜日は、
コーチが身につけるべき能力水準(以下、コアコンピテンンシー)
と言うセミナーを開催しました。

コーチの不完全さ

コーチに必要なコアコンピテンシーは大きく4つの分野に分けられ、
合計64個のコンピテンシーがあります。

A:基盤を整える
B:関係性をともに築く
C:効果的なコミュニケーション
D:学習と成長を育む
*下記参考資料に詳細リンクを掲載

その中でも最近注目している言葉が下記の文章に入っています。
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B−4ー6.
クライアントとの信頼を築くことができるように、
自分の不完全さも見せるなどして、開放性と透明性を示している
Coach demonstrates openness and transparency as a way to display vulnerability and build trust with the client
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この文章に出てきている「不完全さ」、
英語ではvulnerability(ヴァルネラビリティ)と言われます。

この部分が最近とても重要な感じがしています。

放っておくと私たちは、完璧であろうとします。

本当の気持ちや本当の自分を置いて、
神の存在に近づこうとします。

でも人間です。

完璧にはなれません。

むしろ完璧ではない自分を受け入れている人のほうが
人間として親近感が持てるし、近づきやすい。
一緒にいて楽で、そんな人の前では、オープンでいられる。

完璧な人の前では完璧を装わなければいけないので、
本音をなかなか話せません。

不完全さと向き合う姿勢

コーチはクライアントの本音を引き出すことがとても重要です。

そういう意味でも、コーチが自分自身の「不完全さ」を認め
クライアントにも見せていると言うことは
非常に大切な姿勢だと思います。

レナード・コーエンの「アンセム」の一節で

「自分がどんな人間で、どんな過去があり、
何を信じているかを認め、人生の不完全さを引き受けるには、
少し立ち止まってひび割れの美ー「欠け」があることの素晴らしさを
知る必要がある」

と言っています。

ヴァルネラビリティと言う言葉を世の中に広めたブレネーブラウンさんは
彼女の著書「本当の勇気は「弱さ」を認めること」の中で
下記のように言っています。

「全てのものにはひびがあり、光はそこから差し込んでくる」

私たちは、「恥」を意識しすぎて自分の不完全な部分を出しません。
自分の不完全な部分を受け入れ、
向き合っている人ほど勇気があると思いますし、
そんな正直なリーダーに
人はついていく世の中になってきているのではないかと思います。

コーチに限らず、上司、教師など人の上に立つ人は、
自分自身の不完全さを受け入れ、
不完全さと向き合う姿勢を示していくことが、
何より大切なリーダーシップになるのだと思います。

下記にブレネーブラウンさんの著書やTEDトークを紹介します。

とても素晴らしいのでぜひご覧ください。

参考文献:

本当の勇気は「弱さ」を認めること
ブレネープラウン サンマーク出版
https://mshn.jp/r/?id=14uco3131&sid=4758

TED:The power of vulnerability(日本語訳有)
Brene Brown
https://mshn.jp/r/?id=14ucp3131&sid=4758

TED:Listening to shame(日本語訳有)
Brene Brown
https://mshn.jp/r/?id=14ucq3131&sid=4758

ICFコアコンピテンシー(ICFジャパン)
https://mshn.jp/r/?id=14ucr3131&sid=4758

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