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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】ノリを合わせる

おはようございます。稲垣陽子です。

以前混雑した電車の中で、3人のグループに遭遇しました。どうも3人とも同じ会社の同僚のようです。何気なく3人の話を聞いていると、「ちょっといいですか」を枕詞につけて相手を論破するように話していました。

それを聞きながら、言葉は日本語だけどこのグループに入って話をするのは私はしんどいなぁ~と思ってしまいました。

こんなふうに、言葉には目には見えないノリのようなものがあり、それが、人の話しやすさ、理解しやすさに多少なりとも影響を与えているのではと思うのです。

組織ごとに似たような言葉のノリがある

実際にこの「ノリ」は組織・チーム・家族、などで熟成されるため、チームで似たようなノリ、言い回し、言葉遣いになります。

そして慣れ親しんだ言葉やノリに対してはアンテナがたつので、キャッチしやすく理解しやすいし、話しやすい傾向にあります。

逆に、慣れ親しんでいる言葉やノリではないと話づらかったり、何を話しているのか理解しづらいなんてことが、あるのではと思っています。

一昔前のメロドラマでみかける、花嫁が結婚して金持ちの家に嫁に行く、なんて時におこる「孤独感」などもこのノリの違いも少しは影響しているのでは、と思ったりもします。

まずは「ノリ」を知ろうとすること

よく、相手の話が難しくてわからない、知らない業界・分野の話なのでついていけない、という話を聞くことがあります。

確かに、使われる単語そのものの意味が分からないので、理解しづらいから、話がわからないということもあるでしょう。

しかし、そもそも相手が話しているノリ、言い回しなどが自分の普段のそれと違うために分かりづらい、というのもあると思います。

なので、より相手を知ろうとするなら言葉だけを知ろうとするのではなく、まずはこの「ノリ」を知ろうとするのはどうでしょうか。

目の前の人は
どんな「ノリ」で話をしているのか。
どんな「ノリ」の中で生きているのか。

すぐには合わせるのは難しいかもしれませんが、まずは相手の「ノリ」を知ろうとすることが、相手と近づく一歩になるかと思います。

ぜひ今週は相手の言葉だけではなく、「ノリ」も理解しようと関わってみてください。

今週も素敵な1週間になりますように。

 

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