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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】パートナーシップの力

おはようございます、稲垣友仁です。

今週3月24日は私と妻の陽子の結婚記念日になります。結婚してから20年たちました。

そういうことで、今週はパートナーシップについて書いていきたいと思います。

夫婦関係について書くわけではありませんのでご安心ください。

人と人とのパートナーシップについてです。

コーチングにおけるパートナーシップの力

コーチングでは、最近、パートナーシップの力について再注目されています。

現在、コーチングは第3世代に入っていると言われています。

第3世代のコーチングは、「協働して振り返るパートナーとしての機能」が主要なテーマになっています。

詳しくは過去のメルマガ(2020年6月)を参照ください
→ https://mshn.jp/r/?id=124oh2462&sid=4758

例えば、チームの例になりますが、すごい力のある人たちが集まっていたとしても、意思が強すぎて機能しない時があります。

スポーツチームで、有名な選手を集めているのに優勝できないという時がありますよね。

一方で、選手がどうであれ、その素材をうまく掛け合わせて、必ず常勝チームにする監督もいます。

一体何が違うのでしょうか?

人は才能があるから成果が出るわけではなく、その才能をうまくつなぎ合わせる「接着剤」の部分が特に重要になります。

強く、結果を出すチームは、その「接着剤」の部分を誰かが気をつけてマネジメントしているか、個々が気をつけながら関わっているように思います。

では、その一人一人の才能をうまく活かすための「接着剤」の部分はどうなっているのでしょうか。

人と人をつなぎ合わせる「接着剤」、3つのポイント

私は、うまく行っている「接着剤」の部分は、下記の3つのポイントを抑えているように思います。

1、方向づけがある

まずは、それぞれの力を使う方向づけがあるということです。

「優勝する」「お客さんを楽しませる」など、一人一人の才能をどの方向に向かって使うのかが明確な時にそれぞれの才能に方向づけが行われます。

才能もいい方向に使えばいいものになりますが、ヒトラーのように才能を違った方向に使ってしまう悲劇もあります。才能にはまずは方向づけが必要です。

2、心理的安全性がある

組織にいるとほとんどの人は才能を使えずに終わってしまうことが多いように思います。

「失敗していないか」「嫌われないか」という思いが才能の表出を止めてしまいます。

接着剤がうまく行っている組織は、人が集まった雰囲気の中に、思ったことが言い合えるという雰囲気や関係性があるように思います。

組織の目標・目的達成に向かって、何でも言い合えて高めあえる関係性が必要です。

詳しくは過去のメルマガ(2020年9月)心理的安全性を参照ください
→ https://mshn.jp/r/?id=124oi2462&sid=4758

3、対等性がある

最後に、対等性です。シーソーをイメージしていただければと思います。

人と人との関係性は、シーソーのようです。上になったり下になったり。

硬直化する組織は、常に上と下が決まっています。そういう組織は常に上にいる人が下を頑張って引っ張っています。

いい時はいいのですが、時代が変わったり価値が変わると対応できずにオロオロしてしまう。この関係性が硬直化すると、変化の大きな今の時代には弱いのです。

今の時代に必要なのは、場面に応じてリーダーが移り変わる。それぞれの才能を使いあえる組織が強いと思います。

時にリーダーになり、時にサポートに回る。ずっと同じ関係性ではなく、時と場合に応じて役割をチェンジしあえる関係性、ヒーロー、ヒロインもできるし、脇役も楽しめる関係性が対等性です。役割に依存せずに、人として使える能力は使える場所で使うという対等な関係性が必要です。

詳しくは過去のメルマガ(2019年11月)シーソーの法則を参照ください
→ https://mshn.jp/r/?id=124oj2462&sid=4758

この3つのポイントが接着剤として抑えられている組織では、それぞれの才能が最大化されているように思います。

これが、要するに「共創」するということだと思います。

互いの力が掛け算となり、大きな価値が生み出される。

時代は、この人と人との接着剤の部分であるパートナーシップにフォーカスが当たってきているのです。

 

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