先週木曜日に行われた共創コーチオンライン基礎コースでは、「質問」がテーマでした。
突然ですが、あなたは日常生活でどのような時に質問を使いますか?
多くの日常生活で行われている質問は
「答えを知りたい」
「実情を聞きたい」
などの、質問する側の視点から、知りたいことを聞くために行われていることが多いと思います。
例えば、
「学校で何があったの」
「これ水曜日までにできますか?」
「レポートはどうなった?」
コーチングでいう質問は、当然ですが、このような質問ではありません。
コーチングでの質問は意図を持った教育的なもので、質問をすることで、相手にとって「気づき」が起こることを狙う必要があります。
当社では、相手の「気づき」を与える質問というのは、下記の4つのどれかに入ってくると紹介しています。
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「広める質問(先にやることが見えた、他人の視点に立てた)」
「整理する質問(頭(心)が整理された)」
「深める質問(意味・理由・使命・目的などがわかった)」
「行動を引き出す質問(やることが明確になった)」
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このどれかが起こると「気づき」が起こり「具体的な行動の変化」が起こったりして、元々相手が持っていた主体性が引き出されるのです。
それを狙って行うのがコーチングの質問になります。
※上記の4つの質問については『オンライン基礎コース体験版』にて、ビデオ講義の中で無料で学べます。
⇒ http://mshn.jp/r/?id=10jlm2462&sid=4758
しかし、そう言われるとなおさら、どうやって質問したらいいかわからなくなるかもしれません。
今日は、一つだけ、気づきが起こりやすい質問のポイントを紹介します。
下記は、「良い質問をする技術 粟津恭一郎著」に掲載されていたものです。
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気づきを促す質問をするのであれば、業界の状況や、質問相手の上司、部下といった「周辺の情報」について聞くよりも、「あなた自身(質問相手)が今の状況をどう思っていて、何をやればいいと考えているのか?」を聞くようにした方が、気づきが得られる可能性が高まります。
「あなた」はこの件についてどう思っている?
「あなた」はどうしたいの?
「あなた」は何が必要だと思っている?
「あなた」がやれることは何?
良い質問をする技術 粟津恭一郎 著 より
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「あなた」がどう思うのか?
相手に興味を持って、相手のことを知るために質問をするということです。
今週は、「あなた」を主語にして過ごしてみてください。
あまり質問しすぎると(特に親から子)、嫌がられますので程々に。
でも興味関心を持って質問をしてみてください。
参考文献:
粟津恭一郎(2016)「良い質問をする技術」ダイヤモンド社
⇒ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478067953/passionforlif-22
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