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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®コラム】コミュニケーションで疲れないためには?

おはようございます。稲垣陽子です。

20代の頃まで私は人の話が聞けない人でした。

正確に言うと「聞いているフリ」はしていたと思います。
相手にあわせて「うん、うん」と頷いてはいましたが、頭はいつも違うことを考えていたように思います。

相手が友人など気心が知れている場合は、相手の話を聞きながら、自分が次に話したいことがどんどん浮かび、自分が話したいオーラが全開だったと思います。
次に話したいこと、思いついたことで頭がいっぱいで相手の話なんて聞いていませんでした。

相手が目上やパワーのある人の場合は、相手の話を受け止めるのに精一杯で、言っていることはわかるけれど、理解ができない。脳みそがいっぱいいっぱいになって、気のきいた質問もできず、ただただニコニコと笑うしかありませんでした。

どちらの場合も共通点がありました。
それは、「コミュニケーションが疲れる」という点です。

会話の後に、
「もっとこういう言い方をすればよかったな」
「あの時、あんな風に言ってしまったけれどどう思われたかな」
など、振り返っては後悔をする。

コミュニケーションは好きだけれど、疲れる。
人と話すときはいつも手先は冷たく、常に緊張している状態でした。

それがいつの間にか解消されたのは、人の話を聞けるようになったからだと思います。

喋り方でも伝え方でもなく、実は人の話をどう聞くのかが、コミュニケーションを円滑にするポイントなのです。

コーチングを学び、聞き方のコツがわかるようになると並行して、自分の気持ちも楽になったし、人と関わることも楽しくなってきました。

ということで、今週は人の話をよく聞くことを意識してみましょう。

相手の言葉だけを聞こうとするのではなく、言葉の裏にある気持ちや思いに意識を向けて、ただ「受け入れる」ことを意識します。

そうすると、自然と質問が湧いてきたり、相手に寄り添えるような言葉がけが出てきたり、沈黙もそれほど気にならなくなったりします。

自分と違う意見であれば、相手の意見を尊重しながら冷静に伝える余裕も生まれるでしょう。

何より、無理して笑うことも、無理して気の利いた言葉で話さなくても、相手と深い繋がりを感じることができると思います。

よかったら試してみてくださいね。

 

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