おはようございます。稲垣陽子です。
以前、コーチングのメンターに、「相手に感謝を感じているんだけれど、どうもうまく伝わりません。どうしたら上手に感謝を伝えることができるようになりますか?」と聞いたことがあります。
メンターはしばらく考えて、「伝える,伝わるは利己的であり、それよりも、どうしたら伝わるかと常に考え続けていることが大事。」と教えてくれました。
それ以来、言葉を胸に、どうしたら伝わるだろう・・・と考えるようにしています。
そうしていると、行動が思いつくんですよね。これをしてみよう、これをしたらどうかな、と。
でも、次は別の壁が出てくるのです。
行動を思いついても、やらない、という壁です。
なぜやらないのか、というと、
例えば大事な人の記念日があったとして、感謝を伝える機会だと、プレゼントを贈ろうと思ったとします。
でも、もう一人の自分が「こんなものを送っても喜んでもらえないんじゃないか」「他の人も送っているから自分がしなくてもいいんじゃないか」などが頭をよぎり、結局送らない。
やればいいと分かっているけれど、それを止めてしまう何か。
謙遜、というと響きはいいですが、自己卑下、なのです。
自己卑下とは、自分にはそれだけの価値がない、と下げること。それが行動を止めます。
自己卑下をやめて、自己尊重を高めるためには、やれることは二つ。
一つは人から承認されること。もう一つは自らを承認すること。
大人になったら、できれば後者の技も身につけたいものです。
その方法の一つとして、行動を起こすパターンを変える、というのをお勧めしています。
私のように、行動を起こす際に考えてしまう人は、考えずにまずは動いてみる。
気づいたら行動してしまう人は、手を止めて、まずは考えてから行動する。
自分と真逆の行動パターンをとることで、いつもとは違う「ノリ」が生まれ、自分の可能性が感じられるでしょう。可能性があると思えれば、自然と自己尊重は高まります。
今週は良かったら、行動パターンを変えてみましょう。ぜひ自己尊重を高めてみてくださいね。