おはようございます。稲垣陽子です。
先日ネットでこんな記事を見つけました。
「日本人は世界一の心配性だ。広告代理店大手J・ウォルター・トンプソンの2009年春~秋の調べによれば、将来に不安を抱く日本人の割合は調査 対象国10カ国中でもっとも高く約90%。「不安の強さ」も先進国では一番高い水準だった。」(プレジデントオンラインより引用)
確かに、私たちの多くは日々の中に不安を感じながら生きているような気がします。
でも、それを表立って表現している人は少ないでしょう。私もばれないように平静を保つ努力をしています・笑。
しかし努力も虚しく、日常生活の中で「不安」が直接表に出なくても、別の形で出現し、人間関係に影響を与えていることが多々あります。
先日、ある社長がコーチングの中で、「部下を怒鳴っちゃったよ」とおっしゃいました。
そんなタイプの方ではないので、怒鳴った理由を聞いていくと、社長は、その部下に対して仕事の仕上がりが遅いのでもっとスピード感を持って仕事をして欲しい、と思っていることが分かりました。そこには、スピード感を持っ て仕事をしなければ時代のニーズについていけないという、社長の不安から来る焦りがあることが分かりました。つまり、目の前にある現象「社員の仕事が遅い」という課題を解決するためには、社員の能力を改善するだけではなく、社長が抱えている不安についても解消していくことが真の解決には必要になります。
このように人が抱える「不安」はそのまま出ることはあまりなく、形を変えて表出されることが多々あります。
それが、時には人間関係をこじらせたり、関係性に違和感を作ったりします。
そこで今週は目の前の人がどんな「不安」をもっているのか、意識を向けてみましょう。
そして、その不安が少しでも解消できるために、どんなサポートや心遣いができるのか、思いを巡らしてみましょう。良かったら試してみてくださいね。