おはようございます。稲垣友仁です。
ゴールデンウィーク真っ只中といったところでしょうか。
さて、私事ですが、今年も金子書房さんの「児童心理」という月刊誌への執筆依頼をいただきました。
「児童心理」は昭和22年創刊依頼、小学校の先生・親に愛読されている月刊誌です。
今回は『子どもが向上心を持つには』ということをテーマに書かせていただき、9月号に掲載されるそうです。
僕も愛読者なので書くのはプレッシャーですが、昨年に引き続き選んでもらえてとても嬉しいです。
さて、今日は対話ということについて書いてみたいと思います。
相手に「向上心」を持ってもらうためにどうしたらいいか?
ということに対する答えの一つとして、私は「対等な対話」ということをあげたいと思います。
子どもをイキイキさせている親や教師をたくさん見てきましたが、そういう方々の共通点を見ると、対等に対話しているというイメージがあります。
対話を辞書で調べると「向かい合って話合うこと」とあります。
私たちは人と対話することで気づき、自然に行動を起していることが少なくありません。
対話は一つの行動を起す原点になります。
コーチングは対話によって人に気づきを起し、行動を促して行く関わりです。
対話によって相手の行動を促すことを意図的に行って行きます。
基本は相手との対話なのです。
コーチは相手に行動を起させようというところにフォーカスしすぎて、コントロールや誘導になってしまいがちですが、相手の話を聞いて、疑問に思ったことに対して質問したり、コチラの意見も言ってみたり、そんな対話をするだけで相手にとっても、そして自分にとっても刺激になるものです。
今週は、そんな対等な位置で相手と対話することを意識してみてください。
子どもに対してでも、部下に対してでも、同じ対等な立場のものとして関わろうとしてみてください。相手に気づきを起そうとか、行動を引き出そうとかそういうことから開放されて、対話を楽しんでみてください。
そうすることで、新たな発見があるかもしれません。