おはようございます、稲垣友仁です。
今日は、元北海道日本ハムファイターズヘッドコーチの白井一幸さんの著書から、ある一文を紹介したいと思います。
(彼がコーチの時に日本ハムは日本一になっています。)
『私たちは、指導者同士で伸びる選手はどういう選手かという話をすることがあるが、皆が異口同音に言うのは、当たり前のようだが、「伸びるのはやる気のある選手」とういことだ。
それならば、コーチがやるべきことは自ずから見えてくる。
選手がやる気を出してくれるような指導を優先することなのである。』
「メンタルコーチング」白井一幸
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私たちは、成果を出して欲しいと思って、相手の欠点を指摘することがよくあります。
相手に良かれと思っているのですが、果たしてその関わり方は相手のために、相手の成果に向けて結果が出ているでしょうか?
私も妻に遅刻をなくすよう指摘しますが、一向に変化がありません。
そればかりか、いつも間際に言い合いになって、雰囲気が悪くなるばかりです。トホホ・・・。
それならば、指摘をするのではなく、時間をコチラからガイドしてあげたり、
「時間通りに出るために僕に何か手伝えることない?」と質問をすることも出来ます。
そうすることで、彼女のやる気もアップするかもしれません。
時間通りに動けないのは相手の弱みなのです、弱みをその瞬間に修正できるはずはないのです。
冷静になれば分かるのですが、その場面では感情的に関わってしまっていることがよくあります。
上記は夫婦関係ですが、教育的・育成的に関わる場面でも、これはよく起こるパターンです。
相手のために良かれと思って言った一言が相手のやる気を下げている。
自分が関わったことで相手がどうなっていくか、きちんと後追いをしているでしょうか?
さて、皆さんが、対象になる方を想像してください。
その人が「やる気」になる関わり方とはどのような関わりをすることでしょうか?
今週はそれをテーマに行動してみてください。
稲垣友仁