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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

ルーツを探る

おはようございます。稲垣友仁です。

物事の本質を知るときに我々はルーツを探るということを行います。
今日は「コーチ」という言葉のルーツを探りたいと思います。

「コーチ(coach)」という言葉が登場したのは1500年代。

ハンガリーの町の「Kocs」で四輪馬車が最初に造られたことから、町の名にちなみ「kocsi」と呼ばれ、それが英語で「coach」になりました。

ですので、「coach」というのは、もともとは「馬車」という意味でした。

当時、指導者は「学習者を運ぶ道具」と比喩されたことから、馬車を意味する「コーチ」が学業やスポーツ指導者を意味するようになり、1800年代には家庭教師なども指すようになったということです。

そのようなことからコーチとは「その人が望むところまで送り届ける」
という意味で使われていたと言われています。

日本では明治時代から、主にスポーツ指導者の意味で「コーチ」という言葉が広がりました。

上記のような意味からも、コーチが望むところへ向かうのでなく、相手の望むところへ運ぶということがコーチの役割になります。
ですから、コーチは相手のニーズ、ビジョン、目標、元々持っている力(リソース)などを大切にしながらコーチングを行っていく必要があります。

今週は、「コーチ」の語源を感じながら目の前の人と関わってみましょう。
このメルマガを読まれている方は、すでに「コーチ」です。

稲垣友仁

※言語由来辞典より引用

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