おはようございます。稲垣友仁です。
今日は、コーチングスキルの中の「リクエストする」というスキルを紹介します。
通常リクエストするというと、例えば、自分が好きな歌を歌って欲しい時に使ったりしますので、自分の欲求を満たすために使うことが多いと思います。
しかし、コーチングでいうリクエストは、あくまでも相手の主体性を引き出すことに向けて行います。
ですので、この場合のリクエストは、それをやることで、相手が伸びる、相手にとって有益になる、相手の能力を引き出す、ことに向かってリクエストしていきます。
「~さんには、ぜひこれをやってほしい。」
「~さんなら、もっと行けると思う。」
と、相手が最高のパフォーマンスをしている状況を想像して伝えます。
時に、あなたのリクエストが相手の見えざる可能性をひらくことがあります。
私が、教師をしていた頃、ある保護者の方から、
「稲垣先生の話はとても引き込まれます。
ぜひ、もっと、皆さんの前で話してくださいよ。
将来は、講演とかしているイメージを持ちましたよ」
と、言われました。
当然、悪い気はせず、自分の可能性が開いた感じがしました。
かれこれ12年前の出来事ですが、その一言が今の講演の仕事に結びついているような気もします。
その人が、将来最高のパフォーマンスをしている状況を想像してリクエストしてください。
それが、本人にも届けば、とてもモチベーションが上がると思います。
「あなたなら、きっと、もっといける」
そういう思いを込めて、今週は妥協せず、相手にリクエストしてみましょう。
稲垣友仁