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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】マインドフル(気づきが多く、リラックスし、何かに集中している)

おはようございます。稲垣友仁です。

この度は、能登半島地震、また羽田空港での航空機火災事故に伴い、
被災された方とそのご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

特にこのメルマガを毎週ご覧いただいている
日本海側に住まわれている共創コーチ養成スクール参加者の方々、
私の大学時代の友人、そして講演に呼んでいただいた
日本海側にあるコーチ協会石川・新潟・福井のチャプターの方々、
そして私たちの講演を聞いて、又はHPを訪れて
メルマガを登録していただいた方など、
皆さまのご無事と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

毎年、年の初めは目標やビジョンのお話をしますが、
今回はマインドフルネスのお話をしたいと思います。

黙想の時間

僕の高校時代に、非常に印象深い授業がありました。

それは、柔道の授業でした。
その柔道の授業の最後に1分間だけですが、
全員が正座をして目をつむり、静かな時間を持ちます。

先生の「黙想!」という号令のもとに部屋にシーンとした時間が訪れます。

その時間は、とても爽やかな、心がスーッとする時間で、
僕はその時間が大好きでした。

当時、クラブに勉強にと忙しくしていましたが、
このように、止まって静かな時間を持つという体験がなく、
とても落ち着いて気持ちよかったです。

また、この黙想の時間は、
その時間だけではなく、それがあると
一日気分がよかったことを覚えています。

世界が変わるというか、肌の感覚が変わり、何か落ち着くんですよね。

時は経ち、現在では、
瞑想や呼吸法などが日常で行われるようになってきました。

上記の「黙想」は、
大きく考えると瞑想のカテゴリに入ってくると思います。

現在は、瞑想の分野に入ってくるものを
「マインドフルネス」という言葉で表すことが多くなってきました。

スマフォのヘルスアプリの中に「マインドフルネス」という分野までできています。
要するにマインドフルネスは
瞑想をするという行為とともに現代では捉えられています。

医療、スポーツ、教育、そしてビジネスと、
多くの分野でマインドフルネスの効果が認められ、
導入され始めています。

現在では、情報が爆発的に多くなり、
マインドワンダリング(心の迷走)の状態と言われ、
今に集中できず、日本人の8割は
何らかのストレスの問題を抱えていると言われています。

マインドフルネスとは、今に集中すること。
今の瞬間に、評価や判断を手放して、
注意を払うことから、わき上がる気づき。
今ここで集中している状態かつリラックスしている、
頭・心がクリアになっている状態を目指します。

もともとは仏教の根本の教えとされる
「八正道」の七つ目にあたる「正念」
常に今の内外の現在の状況に気づいた状態にある
というところからきています。

マインドフルネス瞑想を行うことで、
ざわざわしていた心が落ち着き、パフォーマンスが向上したり、
心身の健康が保たれるなど数々の研究結果が出ています。

自律神経失調症を治すトレーニングとして
医療関係で取り入れられたりもしているようで、
私もそういったトレーニングを受けてきました。

現在は不調を訴える方が増えています。
もしかしたらマインドフルネス瞑想を行うことで
少しでも症状が和らぐ可能性もあるかと思い、
今日は、私が共創コーチ養成スクールのパーソナルベース コースで
お伝えしているマインドフルネス瞑想の方法を紹介します。

マインドフルネスの瞑想法

1、スタート;姿勢
・椅子に座っている場合は足はしっかり地面につける。
座布団などに座っている場合は
坐骨が立つようにお尻に少し高い座布団を入れるといい
・骨盤をしっかり座面に垂直に立てる感覚
・背もたれにもたれない位置で
・背筋をスッと上に伸ばす
・肩、肘をリラックス
・掌はモモの上に置く。上向きでも下向きでもいい
・姿勢が整ったら目を閉じていく

2、実践:呼吸
・まずは大きく呼吸を5回行う 鼻から吸って鼻から吐く
・呼吸しながら自分の体がリラックスしていくことを感じる
・自分の注意を呼吸に向けていく
・他のことを考えていたら、呼吸に意識を戻す
・評価判断をするのではなく、今の状態を観察し
呼吸から意識がずれているようだったらそれに気づく、
あるがままを受け入れ、それを手放す
・これを自分のペースでしばらく行う 7分から10分
・眠くなる、意識がボーッとなる場合は、姿勢をチェックする。
リラックスしすぎると眠気が襲ってくる。
・しっかり自分の背筋に緊張感を持って保っっていく。
それ以外の手足はリラックスさせていく

3、終了:意識をゆっくり戻す
・時間がきたら、少しずつ意識を戻していく準備をする
・もう目を開けていいなと思ったらゆっくりと目を開ける

という流れです。

最初は朝、夕のどちらか1回で。
慣れてくればどちらも行う2回。
いい感じで成果があると思ったら朝、昼、夕の3回に入れると、
精神的にも身体的にも効果(変化)があるかと思います。

現在は、情報が過剰になり、
それに私たちの神経系がやられて起こる不調が多く出ています。

今回起こった地震や事故により、
日本国民全体として感じる不安は非常に大きいものです。
このような場合、被災者だけでなく
ニュースを見て体調を崩す人も多いと聞きます。

もしかしたらそのような対応として
マインドフルネスの時間が有効になるかもしれません。
全員に効くとは限らないので、
試してみてうまくいくようなら
続けていただけるといいかと思います。

今年もぜひ、マインドフル(リラックスし、今ここで集中している状態)な
一年でありますように、伊勢の地から祈っております。

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