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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】好奇心を育てる

“I have no special talent. I am only passionately curious.”
—Albert Einstein

「私には特別な才能はありません。私はただ情熱的な好奇心を持っているだけです。」
-アルバート・アインシュタイン

おはようございます。稲垣友仁です。

私たちは、何かに興味があるとき、
それを表面的ではなく深く知ろうと探求することがよくあります。

そこには「好奇心」というものが存在し、
好奇心が刺激されると、自発的に多くの時間を
それに費やすことが可能になるように思います。

また、好奇心ベースで体験したこと、
学んだことは、強制的に学んだことよりも
ずっと簡単に思い出すことができます。

例えば、僕の場合は教育の研究についてとても興味があります。
そのような記事を見ると
自然にそれを深く理解しようとしてHPを調べたりします。

おもしろい記事は海外のものが多いので、
海外の研究者の名前を知ることになります。

僕は海外の人の名前を覚えるのはとても苦手なのですが、
なぜか印象的な研究を行なっている学者の名前はすぐに覚えます。

好奇心は、本当にすごいパワーがあるなといつも思います。

学習を継続する基盤として

今後は100年人生を生きなければいけない時代になるにあたって、
次のキャリアを作るためにも、
自分自身にスキルを身につけたり
継続的に学習する必要がでてくると思います。

一生を通じて学習を継続させるための基盤として
「好奇心」は最も必要なものではないかと思います。

好奇心は、人生を豊かにしてくれ、
新しいことを知ることで、視野が広がり、世界が広がります。
また、好奇心は、新しいことにチャレンジする原動力にもなります。

しかし、子どもならまだしも、大人になると
好奇心は徐々になくなっていくものです。
仕事や家事、育児など、日々の生活に追われ、
新しいことに目を向けることが難しくなるからです。

そこで、今回は、大人の好奇心を育てる方法について、
考えていきたいと思います。

好奇心を育てる方法

1. 疑問を持ったら、すぐに調べる

好奇心を育むためには、まず、疑問を持つことが大切です。
日常生活の中で、何か疑問に思ったことは、すぐに調べてみましょう。
インターネットや図書館、知り合いや専門家に聞くなど、
調べる手段はたくさんあります。
調べることで、自分の知識が増え、好奇心が刺激されます。

きっと、「その時間がない」という声が聞こえてきそうですが、
一度、好奇心に火がつくと、
時間も忘れるということはよくあります。

ネットサーフィンのように、後先考えずに
興味に応じて探っていくことが大切かと思います。
ネットサーフィンはHP側の意図が隠れているので、
そういうのではなく、自分の意図で興味に応じて
波に乗っていく感覚が大切かと思います。

2. 新しいことに挑戦する

好奇心を育むためには、新しいことに挑戦することも大切です。
習い事を始めてみたり、旅行に行ったり、
普段と違うことをしてみるのです。

新しいことに挑戦することで、
自分の可能性に気づいたり、
新しい世界を知ったりすることができ、
より探究心が高まります。

すごいことをしなくても、好きな本を読んだり、
近くの山に登りに行ったりなど、少しの労力でできる
小さいことから挑戦することで、
徐々に発展していくことがよくあります。

3. 人と話す

好奇心を育むためには、人と話すことも大切です。
人と話すことで、自分とは違う価値観や
考え方に触れることができます。

基本的に誰でもいいと思うのですが、
普段会っていないような関係の方がいいと思います。
そのような人と話すことで、自分の考えとの違いが明確にでき、
思いを整理することもできるかもしれません。

できれば、自分がおもしろいと思っている人で、
自分の興味のある分野に長けている人と話してみると、
より好奇心が育まれるのではないかと思います。

4. 感性を磨く

好奇心を育むためには、感性を磨くことも大切です。
美術館や博物館に行く、映画や音楽鑑賞をするなど、
感性を刺激する時間を過ごしましょう。
感性を磨くことで、世界をより豊かに
感じることができます。

僕はなぜか県市町村にあるホールや美術館などが好きです。
周りの音から遮断され、自分自身に没頭、
集中できる環境だからかもしれません。

11月は文化の日がありますので、
アートやカルチャーに触れるのもいいでしょう。

5. 自分を許す

ちょっと角度を変えて、
好奇心を育むためには、自分を許すことも大切です。
新しいことに挑戦して失敗したとしても、
自分を責めないでください。
逆にいうと、失敗して苦痛を味わいたくない
というのが大人の好奇心を止めます。

子どもは痛い思いをしても忘れて、
次の興味に走り出します。
しかし、大人になると失敗をする自分に対して
ダメ出ししてしまいます。

失敗は、学びのチャンスです。
失敗を恐れずに、どんどん挑戦していきましょう。

ということで、上記何かヒントになれば幸いです。

好奇心は誰でも持っていて、
そのエンジンをうまく使うことができれば、
知識が増えるばかりではなく、
学習が起こり成長につながります。

ぜひ大人の好奇心を育むためには、
日々の生活の中で、意識的に
好奇心を刺激する機会を作りましょう。

疑問を持ったら調べる、新しいことに挑戦する、
人と話す、感性を磨く、自分を許す、
といったことを実践してみてください。

好奇心を育むことで、
人生がより豊かなものになるのではないかと思います。

参考HP:Character LAB

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