おはようございます。稲垣陽子です。
「あなたの強みは何ですか?」
先日、久しぶりに指導コーチ(スーパーバイザー)に尋ねられました。
でも、すぐに答えることができなかったんです。
あれ、あれ?なんだろう・・私の強み・・いつも人には聞いているのに、
いざ自分のこととなると思いつく言葉もなんだか
嘘っぽく感じて、言葉にできない。
思わず狼狽えてしまいました。
あなたは、いかがですか?
もし強みは何ですか、と聞かれたらどんな言葉が出てきますか?
しばらく考えて私が伝えた言葉は、
人に希望を与えることができる、人に優しい、など。
それらを伝えたら途中で止められました。
「ダメダメ!人を介して感じる強みではなく、
自分がそう思うと確かに信じている強みを話してみて!」
と言われたのでした。
そうか、確かにこれは人の反応を通して自分が感じている強みであり、
自分が心から「そうだ!」と思っているわけではないな、と思ったのです。
これって私に限らず、
例えば小学生にあなたの強みは何ですか?と聞くと
・サッカーがうまいって言われる
・友達に優しいって言われたから、優しい
など、第三者に委ねた強みを言葉にすることって
多いのではと思います。
もちろん、それも強みではありますが、
例えば、どこかで「サッカー下手だね」と言われた瞬間に
この強みは消滅してしまう可能性があります。
つまり、人との比較の上で成り立っている強みであり、
自分が心から認識している強みと比べると弱くなります。
人が何と言おうと、自分にはこの強みがある。
これが私の強みだ。
そう信じた強みを持っていると、自己肯定感も高まります。
でも・・そんなの難しいですよね。
どうしたらそうなるでしょうか?
例えば、上記の例ですと、
友達に優しいって言われたということは、
確かにその人の中に「優しい」部分があるはずです。
まずは、完璧ではないかもしれないけれど、
自分は「優しい」ということを受け入れてみましょう。
受け入れた分だけ、自分の強みとなります。
世の中には、自分よりも優しい人はたくさんいるでしょう。
でも人と比べることなく、また人からどう思われようとも、
自分が自分をそう受け入れる。
そうやって強みは定着していきます。
私も、自分の強みは希望を与えられるではなく、
「私の強みは希望だ」と言い換えてみました。
そう言い切るだけで、受け入れることができ、
自分の中に力が沸き起こるような気がしてきました。
ぜひ、自分の強みを一つ
思いっきり受け入れてみてください。
人がどう思うと、周りに自分よりも
その強みを発揮している人がいようと関係ありません。
私の強みは●●だ!と、認識してみましょう。
きっと世界がいつもと少し違うように見えるはずです。
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