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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】シェアードリーダーシップ

おはようございます。
稲垣友仁です。

僕は、リーダーシップを取るのが苦手です。

教員をやっていたこともあり、
PTA会長に推薦されたりなど
リーダーの役割を担うことはよくあるのですが、
自分ではあまり仕切るのはうまくないと思い
少し苦手意識があります。

失敗したらどうしようとか、
どう思われるかというところに意識が行きすぎて
行動が奥手になり、決断するのに緊張します。

もしくは、わからないのにリーダーだからと
わかったフリをして会を進めてしまっていることも
多々あるように思います。

リーダーシップは、誰が発揮するのか?

みなさんは、リーダーとして
リーダーシップを取ることはできますか?

最近よく耳にするのが、
「リーダーはその集団で1人だけど、
リーダーシップというものは成員の誰でも取れるので、
その場面場面でリーダーシップを取れる人に任せればいい」
ということです。

そういうのをシェアードリーダーシップと呼ぶそうです。

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「シェアード(shared leadership)リーダーシップとは」

リーダーシップを機能的に捉えると、
リーダーの役割を担った人がリーダーシップを担う必要はなく、
メンバーの特性や能力を活かし、
その時、その場に応じた必要なリーダーシップ機能を
多数のメンバーで分かち持つことができます。
このようなリーダーシップを
シェアードリーダーシップとよびます。*1

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この考え方を聞いてとても楽になりました。

実体験から得たリーダーシップ

先週、自分がリーダーとして
ある会を仕切らなければならないことがありました。

最初は、自分が全て頑張ろうとしすぎて
周りの方が依存になってしまい
物事がうまく運びませんでした。

そんな自分のあり方を反省しました。

リーダーが全部やる必要はない、
ある程度のリーダーシップを取って、
あとはできる人にリーダーシップを振ろう。

そう反省した次の会では、
仕切る瞬間に「〜については、この後どうします?」と
皆に尋ねるようなリーダーシップを取りました。

いつもわかったフリして
自分が何かをやってしまうのですが、
たいてい自分でもよくわかっていないことが多かったので、
皆の意見をまず聞くというリーダーシップを取りました。

そうすると、
びっくりしたことに自然に役割分担が決まっていき、
楽にその会が回り始めました。

皆さんに振ると、
たいていその人が得意なことを上げてくるので、
それをそのままその人にやってもらうことで
チームがとてもうまく機能しました。

リーダーが全てやるのではなく、
お互いのリーダーシップを引き出すために、
どうするか皆に聞くことも
私に取ってのリーダーシップなんだと気づいた体験でした。

できないことは正直に皆に伝えて、
どうするか皆で考え決定していく。

そうすると、それぞれの強みを活かした
リーダーシップが出現してきて、
チームはより機能するなあと思いました。

こういうのが
シェアードリーダーシップなのもしれない
と思った体験でした。

参考文献:*1
津村俊充、山口真人他
『人間関係トレーニング―私を育てる教育への人間学的アプローチ』p56
ナカニシヤ出版
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