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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】コミュニケーションの”ノリ”を変える

おはようございます。稲垣陽子です。

秋は組織の研修ご依頼が多くなります。

最近は減りましたが、コロナ前は二日間の
集合研修もよくやっていました。

その時、私は1日目終了後に宿題を出していました。

簡単な事が意外に難しい

それは、今日学んだことを明日の朝までに
実際に試してくるという宿題です。
誰に何をするのか、事前に行動リストに書いて決めてもらいます。

研修は夕方終了し、次の日また朝から行うので、
大抵試す人は家族など身近な人になります。

皆さんの行動リストを垣間見ると、
・妻の話を手を止めてよく聞く
・子どもにきょうの出来事を聞いて承認する
・妻に「ありがとう」を言う
など、が並びます。

字面にすると簡単にできそうに思いますよね。

でも、実際にやろうとすると結構難しい。

まず、奥さんなどパートナーにやろうとするとたいてい
「今日何かあったの?」と怪しまれます。
いつもより聞くを意識して話を聞こうとしただけなのに、
すぐに違いや変化を察知されるのです。

逆に言うと、それくらい私たちは普段のコミュニケーションにおいて
特有の「ノリ」を持っていると言うことなんですね。

普段家族に「ありがとう」を言わない人は
「ありがとう」を一言発することにすごい抵抗が生まれます。
いつ、どのタイミングで言おうか、
頭がぐるぐる回ります。

ノリを変える

実際に二日目の朝に宿題に取り組めたかと聞くと、
半分くらい。
そのくらい普段のノリを変えるのは難しいことなのです。

でも、その中で実践した人は小さな変化だけど大きな気づきを得ます。

・子どもと10分程度一緒にペーシングをしながら遊んだら、
いつも「早くお風呂に入りなさい」
「早く寝なさい」と言わないとやらなかったのに、
自分から率先してやった。
言わなくても子どもは全部わかっていたんだと成長を感じた。

・子どもの話を承認ベースで聞いたら、
頑張っていることが伝わってきて、とても愛おしくなった。
思わず抱きしめた。

・奥さんの話を聞いたら
「話を聞いてくれてありがとう」と言われた。
その後終始ご機嫌でいつもバタバタとして忙しい夜なのに、
家中が穏やかな雰囲気になった。
奥さんがガミガミと子どもの世話をしているのは
自分のせいだったのかもしれないと思った。

どうでしょうか。

今週はいつもと違う”ノリ”でコミュニケーションをとってみませんか?
例えば

・朝の挨拶を自分から笑顔で声をかける
・「ありがとう」を意識してはっきり言う
・まずは相手に喋らせる

などなど。

自分からコミュニケーションの”ノリ”を変えてみましょう。

いつもとは違う世界が見えてくるかもしれません。

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下記のバックナンバーがおすすめです。

・ノリを合わせる
https://mshn.jp/r/?id=15vn23131&sid=4758

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