おはようございます。稲垣陽子です。
「聞いてくる時は聞いてほしいことがある」
先日、元校長先生が教えてくれた言葉です。
生徒が何か「聞いてくる」時は、その裏に
「聞いてほしい=話したい」ことがある時があると教えてくれました。
確かに、自分自身に照らし合わせても人に何か
質問したり意見を求める時、いつもではないけれど、
その裏に自分の言いたいことがあるなと思いました。
先日も旦那に
「ねぇ、こんなメールが来たけれどどう思う?」
と聞きました。
すると、旦那が
「どう思うって君はどう思うの?」
と聞き返してきたのです。
ふむ。そう言われて確かに私には意見があることに気づいたのでした。
皆さんも似たような経験はないでしょうか?
この場合、
「こんなメールが来て、こう思うんだけれどどう思う?」
と聞けばよかったなと思うのですが、
実際にはなかなかそうはならないんですよね。
なぜでしょうか。
以下のようなケースが考えられると思います。
・自分の意見にそれほど確証が持てない(正しいと思えていない)
・そもそも自分の意見がボヤッとしている
・自分の意見をそれほど大事に思っていない
つまり、自分の意見を言わないというのは
自分の意見は取るに足らないという表明であり、
ひいては自分のことを大事にしていないということにも
つながってくるのではないか、と思い至りました。
時々、自分の意見をうまく言えない、
うまく伝えられないという悩みを聞くことがあります。
もしかしたら、話し方や伝え方の問題ではなく、
そもそも「自分の意見なんて大したことない」
「自分には言うほどの価値がない」と思っているのかもしれません。
そういう時は何を話すかではなく、
まずは「自分には価値がある」
「自分には意見がある」ということを受け入れてみましょう。
そして、自分は何を言いたいのか考えてみるのです。
最初は思いつかないかもしれませんが、
立ち止まって考えてみてください。
キーワードが浮かぶだけでも構いません。
自分の思いがはっきりすれば、
自然と言葉は伝わってくるものです。
ぜひ今週は試してみてくださいね。
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・言いづらいことを伝えるときに必要な二つの質問
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