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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】1法人1コーチの時代がやって来る

おはようございます、稲垣友仁です。

今日は、コーチング情報ということで
サラッと読んでいただければと思います。
この情報がどうなっているか
5年後10年後に検証してみたい内容です。

コーチングの需要が高まっている。

先日、ビジネス界でも非常に成功していて本も何冊も書いている有名な方が、
私に下記のようにおっしゃってくださいました。
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「いやー稲垣さん、これまでどんなビジネスが流行るか、
いくつか当ててきましたが、今確信しているものがあって、
それがコーチングなんです。
これからは、『1法人に1コーチ』のような時代が来ると思います。
現在、日本で法人は約171万社ありますから、
そうなると一人5社持てたとしても
日本には最低34万人のコーチが必要になりますね。」
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現在、日本だけではなく、
世界的にコーチングの需要が高まっています。
下記は、2019年のコーチング市場のデーターです、
ーーー
「コーチング市場」
・アメリカ 2019年 1兆6千億円(150億ドル)
・日本 2019年 300億円 (2015年は50億円)
IBIS2019年調べ
ーーー

上記のように、アメリカのコーチング市場が1兆円を超えたと
2020年にニュースになりました。
日本の市場は300億円程度でありますが、
2015年からみると4倍に跳ね上がっています。

その後コロナがやってきて、
仕事の形態を変えざるを得なくなりました。
コーチング業界はどうなることかと心配しましたが、
むしろ需要は増えてきたように思います。
中でも、将来的に
職業としてのコーチを目指す人が世界的に増えてきています。

私たちが属しているICFという世界的なコーチング団体での情報を
下記にご覧いただきます。
ICFのコーチ会員は現在5万人に達しました。
1999年から約1000人もしくは2000人ずつ伸びていたのが、
コロナ禍では一気に倍々で伸びています。
その増加の流れを紹介します。
ーーー
1999年 2,122 人
2000年 3,240 人
2001年 4,691 人
2002年 5,285 人
2003年 6,791 人
2004年 7,912 人
2005年 9,041 人
2006年 11,100 人
2007年 13,400 人
2008年 15,800 人
2009年 15,949 人
2010年 17,648 人
2011年 19,127 人
2012年 20,222 人
2013年 22,135 人
2014年 24,100 人
2015年 26,476 人
2016年 29,298 人
2017年 30,578 人
2018年 33,739 人
2019年 33,594 人
2020年 39,787 人
2021年 50,748 人(166カ国)

ICF Professional Coaches Membership and Credentialing Fact Sheet 参照
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見ての通り、
2018年あたりからの伸びがすごいですね。
特にコロナ禍に入った2020年から一気に6000人、
そして2021年には11000人前年度より増えています。

コーチングの可能性

コーチングはオンラインで行うことが可能で、
コロナ禍でも変わらず1on1は行えていました。

このように場所の制約に影響なくできる点が大きく、
コーチになりたいというニーズも一気に増えていったように思います。

現在は、本当に先行きの見えない時代に入り、
会社の誰も社長でさえも答えがわからない状態の中、
皆で協力しあって、会社の運営を行なっていかなければなりません。
自分で考え、答えを予測し、
目の前の課題を乗り越えていかなければいけない。
そんな世の中では、
自ら答えを考えられる人を育てていく必要があるのです。

自分自身の中で知らず知らずに築いている考え方の枠。
人はその枠から自分自身ではなかなか出られません。
これは、組織も同じです。
その枠の外に連れ出してくれるのがコーチです。

こんなことを専門的に行う支援者がコーチなので、
そういう感覚を理解した人々が、
現在、コーチをつけるような時代になってきています。

まだまだ日本では理解されていない方は多いと思いますが、
コーチングを導入する企業はかなりのスピードで増えており、
会社の社長・役員・管理者にコーチをつけています。

またこれは、企業の話だけではありません。
一般の方も自分の人生を良くしようとコーチングの可能性に目を向け始めている方が
自分の人生設計やキャリアを考えるためにコーチをつけています。

僕も、20年前からコーチをつけてやってきて確実に人生が変わりました。
公立学校の先生も誇らしくやっていましたが、
会社を持ち、事務所も持ち、社長になり、
自分がコーチングを教えることになるとは、思ってもいませんでした。

コーチをつけていた人生とつけていない人生では
まったく違ったものになっていたのではないかと想像しています。

また、多くの企業が副業を認めるようになってから、
コーチングを副業として行う方も増えてきました。
コーチングは、自分の専門性とかけあわせて、
たとえば営業の経験がある方は、
営業のスキルを習得するための1on1コーチングを行うことができます。

ビジネスの視点から見ると継続的な形で契約でき、
教えることと掛け算することである程度の収入も得られるという点で、
様々な業種の方が今のビジネスや今持っているスキル(例えば英語など)に
コーチングのスキルを身につけてコーチとして活動している方も増え始めています。

上記のように、まだまだ肌感覚ですが、コーチングを導入する企業、
コーチングを取り入れる一般人が増えている。

ビジネスの専門家がニオイをかぎつけたということは、
いよいよこれから本格的に広がっていくことを感じています。

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