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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】センスを磨く

おはようございます。稲垣友仁です。

4月になり、新しいスタートを切った方も多いかと思います。
また、何か新しい学びを始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今日は、『スキル』と『センス』というお話をしたいと思います。

スキルの先にあるセンスが大切

今から何かを学びたい時に、スキルを身につけたいでしょうか?
それともセンスを身につけたいでしょうか?

よく、あの人はスキルが高いという言い方をすると思います。
しかし、センスが高いとはあまり言わない。
センスは「ある」「ない」とうい言い方をすることが多いですよね。

例えばエクセルの表計算や、ワードなどでチラシを作るなどはスキルです。
スキルはトレーニングの度合いによって高まっていくものと思います。

センスは違います。
例えば経営をうまくいかせることやデザインすることなどは、
スキルを持ったからといってうまくいくわけではなく、センスの影響が大きいと思います。
経営もデザインも、
いろいろなスキルや要素が絡み合って成果につながっていく部分があるので、
それらの要素をバランスよく扱っていく感覚(センス)が重要になってきます。
センスは経験を通して磨かれていくものだと思います。

スキルを持っている人は、それによって市場価値が高まります。
例えばエクセルの表計算ができたり、
ワードでチラシが作れたりなどのスキルを持っている人は、
持っていない人より雇われる確率が高かったり、
あまりそのような人がいなかった時代では、給与も高くなったと思います。

センスを持っている人は、
さらに市場価値は高く、必ず結果を出すスポーツ指導者や社長を専門として
会社を黒字にできる人などは、引っ張りだこです。
成果が出ていなかったとしても、そのセンスを持っている人は少ないので、
食いっぱぐれることはまずないでしょう。

スキルは訓練によって身につけられるものですが、
トレーニングしていないとスキルが錆び付きます。
一方でセンスは訓練だけではなかなか身につきにくいのですが、
一度身につくと、再現性が高く、一生なくなることはないと思います。

スキルは教えられることができても、センスを教えるのはとても難しいです。

何かを極めていく、プロフェッショナルになりたいと思う方は、
スキルを高めることも大事だと思いますが、
その先にあるセンスを磨くという領域までいくことがとても大切な視点かと思います。

センスを磨くには

私たちがお伝えしているコーチングは、センスが必要です。
スキルを学んだからと言って、目の前のクライアントさんに上手く使えるとは限りません。
目の前のクライアントさんがどのようなことを思っていて、
そのような境遇の方に今どのような支援をするといいのかはセンスの領域です。
まずはスキルを身につけ、
そしてそのスキルを上手く使うセンスを磨いていく必要があります。

では、センスはどのように磨いたらいいのでしょうか?

1、量を積み上げる
量稽古という言葉が日本にはあります。
ですので、量を追うということはまず第一の視点かと思います。
常にそれと触れている時間を増やし、それについて考えている時間を増やし、
行動している時間を増やすことがポイントかと思います。

ただ、量を行なっているだけではセンスは完全に磨かれない人もいるかもしれません。

2、目指す目標とリフレクション
何かを長く続けていても成長していない人もいます。成長しない人に足りないのは、目標振り返りだと思います。
常に理想を持ち、日々、自分自身を検証をしていくことです。要するに内省を繰り返し、自分を磨いていくことがセンスを磨くポイントかと思います。

3、センスのある人に触れる
センスは他人から盗むというい視点も必要かと思います。

経営者で有名な方や、スポーツ選手で有名になった背後に名コーチがいたりします。
有名な歌手の後ろには名プロデューサーや作曲家などがいます。
有名な経営者で多いのが、
鞄持ちをやっていたり若い頃に弟子入りしていたなんていう人は多くいます。

ポイントは、実際に人と会い、その人のセンスを肌で感じることです。
その人の空気に触れることが、センスでは何より近道になるのではないかと思います。

これは実際に会うだけではなく、オンラインでも可能だと思います。
その人が話している様子をYouTubeで見るだけでもいいと思います。

センスのある人にどれだけ触れられるかということです。

 

ぜひ春から何かを学ぼうかと思っている方は、
スキルを学ぶと共に、センスを磨くという視点も
頭の片隅におきながらやってみてください。

スキルを上手く使っている人の話を聞くだけでも、
あなたのセンスに影響を与え、スキル向上に大きく貢献してくれることと思います。

*今日のお話は、ストックビジネスという、ビジネスの型を提唱された、
大竹啓裕さんという方からお聞きした内容から着想したものです。

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参考:
『ストックビジネスとは』
⇒ https://mshn.jp/r/?id=14f003131&sid=4758

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