おはようございます、稲垣友仁です。
あなたは、このお正月、おみくじを引きましたか?
「みくじ」とは、元々「くじ」をひくのに対して「み」の尊敬語をつけたものになります。
要するに、おみくじは、神様からのメッセージとして、「おみくじ」と丁寧に言うことからこの名前になったようです。
ちなみに、私が正月早々引いたおみくじは、「小吉」でした。
色々書いてあったのですが、一番印象に残ったメッセージが下記の言葉です。
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「互いに人の良い所を取り、己れの短を補う様努めるならば、世の中は丸く治まる。」
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本当にそうだなと、思いました。
個人的に自分の強みを知って、短所を改善しようとする意識でいれば、本当に皆丸く治まります。
この姿勢が本当に一人一人としては大事だと思います。
ただ、現状は、なかなかうまくいかない。
長所があることで、それが短所の人の気持ちになれず、短所を攻めようとしてしまいます。
そうすると、短所をお持ちの方は、それを隠そうとするエネルギーになり、職場はなんとも言えない上下関係のヒエラルキーが生まれる。
で、職場では、短所を克服できない人を冷たい目で見ることもよくあります。
それが職場の雰囲気を悪くしてしまい、窮屈な雰囲気が伝染し、チャレンジしにくい組織になってしまう。
だから行動が生まれず成果が出ないという状態の組織は結構あるように思います。
冷静になれば悪いことはわかると思うのですが、忙しい上に人員も減らされている状況で成果を求められるというプレッシャー化では、なかなか短所を受け入れることはできない。
そして、個人だけで短所を改善するのは本当に難しく苦しい。
組織の力をうまく引き出しているリーダーは雰囲気作りがとてもうまく、そのような状況をうまく包み込んでしまいます。
そのリーダーといると、短所をさらけ出せたり、弱みを話せたり、何か自分ができる人になったような感じにさせてくれますし、短所を修正しようという気持ちにさせてくれます。
雰囲気を盛り上げるのがとても上手い。
長所を活かし合い、短所を補い合う関係性が職場にできれば、どれだけ素晴らしいく、成果も出やすいか。
私たちが提唱する共創コーチはまさにその雰囲気をうまく作れるリーダーです。
誰しもが長所・短所があります。短所を見て嫌な気持ちになるよりも、互いの長所を活かし合う方法論を考えていきたいものです。
そんなことを年初に感じ、今年もより一層、この共創の考え方を広めていく年にしなさいという神様からのメッセージかと思い、自分自身からそのような姿勢で臨んでいこうと強く思いました。
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