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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®コラム】承認上手になる方法

おはようございます。稲垣陽子です。

卒業文集で◯◯◯No.1になった話

私が小学生だった頃の話です。

クラスメート全員の●●No.1を投票して決めて、それを卒業文集に載っけようという話になりました。

さて、私は、何No.1になったと思いますか?

なんと「おせじNo.1」になったのです。

冷静に考えると、ひどいなと思うのですが、当時は「おせじ」という言葉の意味がよく分からず、いいこと言う人ね、くらいの軽い感じで受け止めておりました。

でも、今振り返ると、No.1の称号にふさわしく、確かに目の前の人を褒めたい、肯定的な事を伝えたいと思っても、どう伝えていいのか分からず、終始上滑っていたように思います。(あ、今もそうかもしれませんが・・)

まず、人を褒めようと思うと、「す」から始まる言葉しか出てこないのです。
「すごい」「ステキ」「素晴らしい」の3語のみ。

それを言って、嬉しそうにしてくれる人もいましたが、キョトンとされる人も多々ありで、でも、どうしていいのか分かりませんでした。

言葉のレパートリーを増やす

そこで、私が心がけるようになったことは、言葉のレパートリーを増やすことでした。

・「すごい!」と一言で終わらせるのではなく、何がすごいのか、具体的に伝える

・「ドキドキする」「ワクワクだね」など、気持ちを伝える

・声のトーンやスピードを一段階落として伝える

・言葉以外で表現する(表情、握手、拍手など)

など、意識するようになりました。

自分が言われて嬉しかった言葉を真似する

でも一番役に立ったのは、承認の上手な人を真似することでした。

自分が言われて嬉しかった言葉や言い回しを、別の機会に自分が使ってみることでした。

セリフだけではなく、声のトーンとか、呼吸の取り方なども真似してみます。

そうすることで、なんとなく、自分の伝えたい思いと言葉(アウトプット)が合ってくるようになってきました。

コミュニケーションは無自覚だけど、その人特有のパターンがあり、かなり周りの環境や人間関係に影響されているとエビデンスはないけれど、私はそう思います。

例えば、私は時々、自分で自分の言い方を聞いていて「この言い方は母親そっくりだな・・」と苦笑することがあります。親元を離れて何年も経っているのに。

満員電車の中でおそらく同じ会社の人同士と思われる複数人が話している話を、聞くとはなしに聞いていると、使うキーワードとか、言い回しとかが似ているな、と思うことがあります。

このように、知らず知らずのうちに自分のコミュニケーションは周りに影響されているのです。

よって、自分のパターンの中だけで、どうしたらもっと目の前の人とうまくいくのかなと試行錯誤してもあまり良い解決法は見つかりません。

それよりも、他人のうまくいく話し方や、すてきだなと思う言い回しなどを、取り入れて、試してみる方が手っ取り早くて効果的です。

良いコミュニケーションをどんどん取り入れて、使ってみる。そうすると、今度はそのコミュニケーションがあなたの周りに伝染しだすでしょう。

今週はぜひいいなと思うコミュニケーションをまねて、試してみてくださいね。

あなた発で良いコミュニケーションがどんどん広がりますように。

 

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