おはようございます、稲垣友仁です。
1月に名古屋で心理的安全性についてのセミナーを開催し20名ほどの参加者に来ていただきました。
*心理的安全性とは(下記を読まれていない方はご覧ください)
【共創コーチングコラムバックナンバー】グーグルが見つけた「心理的安全性」が 人材育成の鍵を握る2019年12月2日号
http://mshn.jp/r/?id=0zmkw2462&sid=4758
今後の急激な変化が起こる世の中に対して、既存のビジネスモデルだけで対応できる会社はかなり少なくなり、急な変化に対応していける柔軟な人を育てる必要が出てきます。
人は機械ではなく、感情的な生き物です。
植物に水と日光と土が必要なように私たち人間がより良く育つためには、食べ物と良い人間関係と良い環境が必要です。
良い環境とは、安心安全な場が人との関係においてもできていることです。
そのような安心安全な場で、基準を高くもち一生懸命トライすることで、より良い成果が出るのだと思います。
今日は、そのような安心安全な場を築くための具体的な職場での取り組みを紹介したいと思います。
働き方改革の旗手として次々と先進的な制度を打ち出し、「働きがいのある会社」として知られるサイボウズ。
場所も時間も自由な働き方を選択する社員同士のチームワークを可能にしているのが、サイボウズ流のチームークメソッドです。
サイボウズには「もやもやしたことは必ず発言しなければならない」というルールがあり、これを「質問責任」と言っているそうです。
サイボウズでは、「わからない」ことは、「質問責任」を果たしていないということになるので、そういう状態にならないように質問が飛び交うそうです。
このルールがあることが、いわゆる「心理的安全性」につながっているのか、新人ほど、ずけずけとなんでも聞いてくるそうです。
心理的安全性を作るために、ちょっと面白くルール化してしまうのは、とてもいい考え方だと思いました。
大事な要素を引き出すためにルール化して成果を出している集団はよくあります。
背中を押してしまうことって人数が多い職場では必要ですよね。
あなたの職場や家族で心理的安全性を生み出すためにルール化するといいことを今週は考えてみてください。
参考資料:月刊誌 Learning Design
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
2020年1ー2月号
連載 中原淳教授のGood Teamのつくり方
第10回 会社の危機から生まれた サイボウズ流チームワーク術 より
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