おはようございます。稲垣友仁です。
今日は12月30日。2019年も、残すところあと2日となりました。
みなさんにとって、今年はどんな1年でしたか?
今年最後のメルマガでは、毎年恒例の「今年を振り返る3つの質問」をご紹介したいと思います。
年末には、なんらかの形で振り返りをする、という方も多いのではないかと思いますが、僕たちは、いつもこの3つの質問を軸に振り返りをしています。
よろしければ、ぜひ時間をとって、下記の質問項目に取り組んでみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『今年を振り返りましょう』
・今年はどんな年でしたか
・何を成し遂げましたか
・何を成し遂げられませんでしたか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とてもシンプルですが、1時間くらいかけてじっくり考えてみると、思わぬ発見があったり、来年の方向性が見えてきたりします。
時間も場所も、集中できる環境であれば何でも構いません。
あなたが好きな時間に、好きな場所でやってみてください。
僕は、実家へ帰省する大晦日、家族みんなが大掃除を終え、休んでいる間に、ひとりでやることが多いです。
使うツールも、好きなもので構いません。
僕も昔は『フランクリン・プランナー』という手帳を使っていましたが、今はオンラインフランクリンプランナーというインターネット上で行うものを使って整理しています。
手書きでもキーボードでも、自分が一番やりやすいと思うツールでやってみてください。
どのような切り口で、どのような視点で振り返りをするのかだって、あなたの自由です。
僕の場合、まずは自分が大事にしている「価値」を明確化し、そこから達成したい目標を決めていくことが多いです。
「価値」というものは人によって違ってきますので、その人の「価値」にあった目標が大切になってきます。
たとえば、僕にとっての「価値」は、「人を触発すること」です。
僕の思いが人に伝わって、ビブラートのように響き、広がり、影響を与えていく。僕の行動がきっかけで、人が変わっていき、さらにその変化が次の人に影響を与え……と、どんどん伝播していったらいいな、と思っています。
なので、「人を触発する」という価値を生み出すために、達成するべき目標は何だろう?と逆算して組み立てていきます。
僕が今やっている講演会や、コーチングも、人に影響を与えたいからこそやっていること。
これからは、本も出版したいと思っていますし、自分の影響を日本だけでなく世界にも広げていきたいので、TEDに出演するという夢もあります。
こうして自分の定めた「価値」や目標を軸に、僕は毎年振り返りをしています。
あくまでも、これは僕自身のやり方ですので、絶対にこういうふうにやってください、というわけではありません。
ただ、せっかくやるならばゆっくりと時間をかけて考えてみた方が、今後の成長には繋がりやすいだろうと思います。
また、「振り返りをしましょう」と言うと、「ああ、あれもやりたかったのにできなかった」「全然うまくいかなかった」というふうに、ダメ出しばかりしてしまう人がいますが、僕としては、楽しみながらやってほしいなと思います。
「今年を振り返るための3つの質問」は、ダメな自分を責めるために用意したものではありません。これからの人生をよりよくするために、自分とじっくり向き合うためにやってほしいのです。
達成できなかったからといって落ち込む必要もありません。達成できなかったのなら、目標に向かってどう行動したのか、というプロセスを振り返ってみましょう。
目標というのは達成するのももちろん大事ですが、「目指す過程そのもの」も大事だと、僕は思っています。達成できるかどうかはわからなくても、まずは目標を設定してみないことには、成長すらしませんよね。
ですからぜひ、楽しみながら、自分の手帳やカレンダーを見直して、振り返りの時間を設けてみてください。
振り返っていくことで、いろいろな気づきが起こると思います。
自分の中に沸き起こるものを、「良い」「悪い」を判断せず、ただただやってきたこと、感じてきたことを見直していきましょう。
そういった振り返りをすることで、自ずと来年の方向性が心の中から沸いてくると思います。
目標に向かう意味づけ、流れなどが見つかってくると、自然と脳がそれを達成しようと動き出します。
この振り返りを通して、あなたの人生に散らばっている目標のタネを見つけましょう。
2020年、良いスタートが切れるよう、ぜひやってみて下さい。
今年も本当にお世話になりました。
来年もぜひ、良いお年をお迎え下さい。
コーチング・システムズ稲垣友仁
※上記のコラムは、当社発行メルマガに掲載されたバックナンバーです。下記のバナーから登録いただけば、毎週月曜日朝8時に、このようなコラムが届きます。意識をもって一週間を始めることができます。