2019.08.12

メルマガ「共創コーチング®」稲垣友仁

【共創コーチング®コラム】happy money ～一瞬で人生を変えるお金の秘密～

おはようございます、稲垣友仁です。

今週はお盆休みという方も多いかもしれません。ゆっくりリフレッシュしてください。

今日は、お休みということもあり、コーチングとはちょっと離れるかもしれませんが、「お金」についての本を紹介します。

現代の私たちは、国も会社も個人も皆、お金に翻弄されています。

私の専門である教育の問題を突き詰めていくと、最終的には「貧困」という問題にぶち当たります。

学力と経済の関係において、教育では、親の年収と学力には相関関係があるという研究結果が報告されています。

学力に関わる因子は、家庭環境や教師の質などたくさんあるのですが、いろいろある中でも、親の収入は子どもの学力に対する影響が高いとされています。

それ以外にも人生にまつわるお金のドラマはいたるところで見かけます。

私たちは、お金とどのように付き合っていけばいいのでしょうか？

そのようなお金との付き合い方について、日本人作家が書いた本が現在、世界的に話題となっています。

happy money　～一瞬で人生を変えるお金の秘密～
Ken Honda：著　本田健：訳　　フォレスト出版

本田健さんは、私たちの師匠でもあり、共創コーチングの神髄でもあるリレーションシップ（関係性）の本質を教えていただいた方です。

まさにこの本は、お金と自分との関係性を知ることが一つのキーになるとおっしゃっています。

本に掲載されていた、私が印象に残っている言葉を今日はいくつか紹介します。

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●私のメンターが、「お金はエネルギーで、人間は磁石のようなものだ」と教えてくれたことがあります。自然界では磁力は力であり、エネルギーの源をあるものから別のものへと変換するのに役立ちます。

いい意味でも悪い意味でも、お金は人を判断せず、ただ単に引き寄せられるところに行くのです。人間や企業、そして国は「磁石」あるいは「力」ですから、お金の流れを引き寄せる力を持っているところに、お金は流れていきます。

●ですが、ちょっと言わせてください。あなたはもう、体験的に知っているのではないでしょうか。あなたよりもお金持ち、あるいは裕福そうに見える人達が、あなたよりも頑張って働いているわけではないということを。

●私たちがコントロールできるのは、「お金に対する感情」ではないでしょうか。

●お金との間に、心配もなければストレスもない関係を築く。それがどんな感じなのか、ほとんどの人は想像もつかないと思います。

●その反対に、心が温かく、他人に利益になることを本気で考えている人たちは、最終的に成功することが分かりました。彼らの特徴は、人間的な器の大きさと優しさです。加えて、お金に対しても、とてもゆったりと構えています。

●私のメンターの一人は次のように言っていました。
「成功の鍵は、取引をする際に、必ず少しだけ負けてあげる（相手に譲る）ことだ」
つまり、そうすることで、全員が気分よく取引を終えることができるというのです。

●では、ここでちょっとした秘密を教えましょう。それは、意図的な「感謝の気持ち」なのです。いつも自分が持っているものに対して感謝の気持ちを表明している人たちは、結局は、自分の幸せに責任を持つことになります。そういう人たちは、常に「ありがとう」と感謝する心を持っています。

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本田氏は、はやくから「お金のIQ（知識）とお金のEQ（感情）」どちらも大事だとおっしゃっていました。

特に、EQ（感情）面にフォーカスしたアプローチは、日本に古くからある「感謝」「ありがとう」「おかげさま」の精神につながる、大きな流れを引き寄せるとても大切な考え方だと教えていただいていました。

新渡戸稲造氏が1900年頃、「武士道」を英語で書いて出版し、日本の思想が海外で読まれたように、日本的なお金との付き合い方について英語で書かれた、この「happy money」が、海を渡って全世界で読まれています。

現在この本は、日本で10万部以上、全世界で30万部近く売れているそうです。

今後、世界がどのように反応するか楽しみです。

私たちは今一度、日本人としてのDNAを思い出し、与えながら豊かになっていくという私たちの文化に根強くあるお金との付き合い方を思い出し、毎日の生活で実践していく必要性を感じました。

超お勧めです！

英語を勉強している方は、日本語バージョンと英語バージョンの二冊を読み比べながら進めていくと日本人にわかりやすいシンプルな英語なのでとても練習になると思います。

参考図書：

happy money～一瞬で人生を変えるお金の秘密～
Ken Honda：著　本田健：訳　フォレスト出版

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