おはようございます、稲垣友仁です。
コーチをしていると、いろいろな職種のリーダーのビジョンをお聞きします。
高校生からリーダー、役員、社長まで、明らかに、素晴らしい成果を出している方は、明確なビジョンを持っていました。
そのビジョンは、聞くだけで、何かこちらにパワーや未来への希望を与えてくれます。
ビジョンというものが描けるようになれば、多くの人が高性能を発揮できるのではないか?という問いが私の中にいつもあり、その方法論を探っています。
そのような中、今年1月に発売された、
「THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由」江上 隆夫 (著)朝日新聞出版
の書籍の中に、ビジョンについて深く洞察された記事がたくさんあり、参考にさせていもらっています。
下記はその中から「ビジョンとは何か」という部分についての抜粋になります。
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「vis-」という接頭辞には「見る」という意味があります。そして、接尾語の「-ion」には「こと」という意味があります。「vision」とは端的に言えば「見ること」という意味なのです。
もともとの英語単語の意味を前提にすれば「みること」ができないものはビジョンでない。と言えるのです。
乱暴に規定すれば、ビジョンとは一枚の「絵」でなくてはならないと言えるでしょう。
キング牧師のビジョンは単純な「絵」ではなく、明らかに「自らの意思を投影した未来像」であることです。
ビジョンは、まず何よりも「自らが心から達成したいと願う未来」でなければならないのです。
優れたビジョンは、人や組織に固有のものでありながら、多くの人の「私の夢でもある」と思わせる力を持っています。
ビジョンの性質
1.自らが心から達成したいと願う未来像である。
2.「公共の夢」として人々を巻き込む力がある
3.未来への洞察と自らの信念の上につくられている
ビジョンとは・・・自らが生み出しえる最高の公共的未来像
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上記を見て、成果を出すリーダーの牽引力はここにあるのかと感じました。
まさに、公共的なビジョンが、自分の心にも、周りの心にも火をつけている。
ビジョンは自らが達成したいと願うと同時に、優れたビジョンは一枚の絵であることから、誰もが理解でき、その思いが伝染しやすくなっている。
これが人々の行動を牽引している大きな核になっていることが分かりました。
では、どうすればこのようなビジョンが描けるのか、次回からはそれを探っていきたいと思います。
参考文献:
THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由
江上 隆夫 (著)朝日新聞出版 (2019/1/18)
http://mshn.jp/r/?id=0xwmc2462&sid=4758
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