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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

ネガティブなことをリクエストしたい時

Several colleagues communicating in office against window

おはようございます。稲垣陽子です。

ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか。

サービス業で取締役をしている方(Aさん)より、
先日のコーチングでこんな質問を頂きました。
「部下にどうしてもリクエストしたい事があるが、
内容がネガティブな場合どう伝えたら良いか、コ
ツはないか」という内容でした。


状況によって、色々な方法がありますが、この場合、

「一つリクエストを伝えたら、相手からも同じように
一つリクエストをもらう」という方法があります。
大抵の人は、上司-部下、親ー子など密接な関係の中
では、一つや二つ相手にリクエストしたい、行動を変
えて欲しいことがあると思います。

最初の頃は、それを伝えていたかもしれません。

でも言っても変わらないので、だんだん言わなくなる、
そしてあまり言いすぎても良くないなと言うのを躊躇
するようになります。
しかし、気にはなっているのでその行動を見る度に、い
らっとしたり、不満がたまる、ってことはありませんか。

Aさんもそんな感じでした。
さすがに我慢ができないので伝えたい、ということでした。

そこで、上記の方法をお伝えしました。

リクエストしたい事があるのなら、思いを込めて伝えます。
思いの前にはコミュニケーションスキルも小手先になります。
しかし、自分が思いを出したのと同じ分量(時間、エネルギー)
で、相手のリクエストを聞く方に回ってもらいました。

また、リクエストは1回に一つが鉄則です。二つも三つも話さない。
できるだけ簡潔に、自分では物足りないくらいで一度止めて、
相手からリクエストをもらってください。
「あなたが私にして欲しい事はありますか?」

「私のリクエストを喋らせてもらったので、あなたから
私へのリクエストも聞かせてもらえますか?」

そして、相手の回答を静かに待ちます。

早速実践をしたAさん。
最初はリクエストないか?と聞いても「特にないです」と
部下から返答がなかったそうなのですが、
「どんなことでもいいよ」と言ったら、自分が思っても
ないリクエストが返ってきたそうです。

そんな事を気にしていたのか、と驚きとともに、自分の不
注意さを省み、リクエストを守る事を約束しました。
今のところ、部下も抵抗する事なく、自分のリクエストを
守ってくれているそうです。

以前よりも部下と近くなったような、仕事がしやすくなっ
たように感じているとの事でした。
良かったら身近な方に試してみてくださいね。

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