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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

自主的な行動を行う組織は強い

Image of business partners handshaking over business objects on workplace

おはようございます。コーチング・システムズの
稲垣友仁です。
本年度、ご縁があり、息子の小学校のPTA会長を
することになりました。
PTA会長になると、地域の会議にいくつか出席
します。

地域の会議の役職者は、ほとんどが、平均70歳
ぐらいでしょうか。
昔から地元で暮らしている、地元を守っている
長老たちがほとんどです。

今まで、そんな会議をしている存在すら知らな
かったものです。
で、その会議中に、いきなり長老たちが怒り出
しました。

「線路工事を、俺のところに一言もなく、
やり始めた」

「あそこのマンションの工事が、急に始まった」

という内容でした、

よくよく聞いてくと、

「子ども達に危ない」と言う理由から怒ってい
たのです。
もう、すでに彼らのお子さんは成人して、それ
ばかりか、孫も中学校や高校に行っていたり、
成人してるだろうという方々。

しかし、長老たちは、自分に関係のない、地域
の子どもたちの安全を考えて、危険がないかを
見張り続けていたわけです。

それを聞いて、こんなところでも、自分たちの
子どもを見守っていくれている人がいるんだと
いう感謝が湧いてきたと同時に、誰に言われる
でもなく、組織のために良かれと思って、自主
的に動いている人がいる組織は強いなあと思い
ました。

実際、この地域の子どもの学力は上がっていま
すし、学校に変な人が近づく前に、この人たち
がバリアの役をやってくれているので、
大きな問題も聞きません。
安心して学校は学校のことに集中できています。

 

一人一人の思いと、一人一人のちょっとした行
動が、組織の大きなベクトルとなるということ
を改めて感じた出来事でした。

 

よく、始業前に会社の前や町内を掃除する会社
もありますが、やらされているのか、自らやっ
ているのかでは、組織に与える影響も違ってく
るのでしょう。

しかし、どんな企業でも目立ちはしないけれども、
組織のベクトルに向けて、誰に言われるでもな
く行っている行動が、必ずあると思います。

リーダーとしてはそういう部分こそ、承認していきたいですね。

 

ネガティブなことをリクエストしたい時
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