おはようございます。稲垣友仁です。
僕の母方のおばあちゃんが土曜日になくなりました。94歳の大往生でした。
おばあちゃんとの思い出で、印象に残っている出来事があります。
中学校1年生になった夏。
いつものように一人で田舎のおばあちゃん家に泊まりに行きました。
おばあちゃん家は、三重県の南の方にある小さな漁師町。毎年夏になると、僕も含めて、たくさんの孫が集まってきます。
僕は孫の中でも一番年上で、周りの子どもたちの面倒も見ていました。
夜、喫茶店に行きたいなあと思って、「喫茶店に行ってくるわー」と僕が言い出した時に、小学生であった親戚の子どもたちも、「一緒に行く~」と言ってきたのですが、
おばあちゃんは、
「お兄ちゃんは、もう中学生になったんやで、一人でいけるんだよ。みんなはまだ子どもやで待っとりな」
と言って、気持ちよく僕一人を送り出してくれたことがありました。その時に、大人扱いされた感じがして、とても自分自身が誇らしくなったことを覚えています。
きっと、親に言ったら、「ダメ」とか「誰かと一緒じゃなきゃだめ」とか言われたと思うのですが、信頼して任せてくれました。
その時に、自分も周りからは大人にみられる年に入ったんだなあと思ったと同時に、責任という文字も自分の胸に宿ったことを今でも覚えています。
そんなおばあちゃんも、もうすぐ出棺で、天国へ旅立ちます。今まで本当にありがとう。
さて、今週は、相手の「扱い方」にフォーカスしてみましょう。
私たちは近い関係にいる人たちに対する扱いを、おざなりにしてしまっていることで相手の力を狭めてしまっている所が多々あります。
部下には、お客様のように接したり、
うちの子には他人の子のように接する。もしくは大人のように接してみる。
そして、パートナーには、恋人のように接する。
このように扱い方を変え、関係性のマンネリを打破することで、能力開発に至る場面をたくさん見てきました。
そういう意味でも、今週は、相手の扱い方を見直す週にしてみて下さい。近い関係ほど、難しいのはよ~くわかります。