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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

あなたが気づいていることは何ですか?

おはようございます。稲垣陽子です。

先日、我が家に小学2年生の息子の友達4人が遊びに来ました。
最近の子ども達は門限というのがあり、大抵5時か5時30分になるとバタバタ~~と帰っていきます。

その日も、「もう時間だ!」とドタバタしながら帰ろうとしていました。
が、部屋を見ると散らかしっぱなし。思わず私の中のスイッチが入ります。
叱りモードで「片付けなさーい!」と言おうとした瞬間に、一人の男の子が「片付けなくっちゃ・・」と言ったのです。
そこで私も切り替え、「○○くんは片付けようと思ったんだね、すごいね~」と承認をしました。
すると、残りの子ども達が我先にと猛スピードで片付け始めました。

と、実はここまでは想定範囲。一人を誉めると、周りも動き出すだろうというのは予測できていました。

しかし、別の男の子が、おもちゃを片付けるだけではなく、飛んだりはねたりしていたソファーのずれも直したのです。
それを見た時、私はちょっとびっくりしてしまいました。
正直、おもちゃを片付けることはできても、ソファーが歪んでいるとかそういうことまでは、子どもは気が回らないだろうと思っていたからです。
私が思っている以上に、その子が「気づいていた」ことに、新鮮な驚きがありました。

この、「相手が本当に何を気づいているのか」を把握することは、コーチングを機能させる上で大切であると感じています。

多くの場合、「相手が実際に気づいていること」と「相手はきっと気づいているだろうと自分が思っていること」には隔たりがあります。

このくらい気づいているだろう、と思っていることが全然気づいていなかったり、その逆で、気づいてないかも、と思っていたら、充分に理解していた、ということもあります。

なので、コーチングを行う際は、相手が何を気づき、何を気づいていないのか、まずは、自分の思い込みを脇に置き、探求してみましょう。
それについてはどう思いますか、どんな感じがしますか、ここまで話してどんな感想がありますか、など、ストーリーの途中で一呼吸を置くような質問をするのも効果的です。

隔たりをできるだけ小さくすることで、より本質的なコーチングができるかと思います。

良かったら試してみてくださいね。

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