おはようございます。稲垣陽子です。
前々回のメルマガで「変化球なコミュニケーション」について書きましたが、
読者の方から「変化球な質問は皮肉や嫌味として受け取られないか」という質問を頂きました。
*前回のバックナンバーはこちら:
http://www.just.st/index.php?tn=info&in=307395&pan=27&msgid=112&pth=0&com=view&ts=5120c0bb
確かに、変化球なコミュニケーションは作為的に使うと、嫌みに聞こえるかもしれません。
変化球なコミュニケーションのポイントをもう一度お伝えすると下記の3つになります。
1、自分の感情/思考にこだわらず、一歩下がって客観的に状況を見直す
2、相手が今この瞬間で、言われて一番嬉しい言葉は何かに思いを巡らす
3、相手が受け取りやすいように、重くではなく軽い言葉で伝える
特に、皮肉や嫌みになるかどうかは、この「2番」相手が一番嬉しい言葉を伝えられるかどうか、にかかっていると個人的には思います!
でも、これが難しい~~~!!
こちらが(きっと嬉しいだろう)と思って言っても、全然違っていた、嫌みに取られてしまった・・・なんてことはよくあることです。
では、どうしたら相手が言われて嬉しい言葉を知ることができるでしょうか。
そこで、だんな様に実験をしてみることにしました。
一般的に褒め言葉と言われるものを20個くらい書き出し、どの言葉が嬉しいか○をつけてもらいました。
すると、いつも本人が「俺は~だから」と言葉にしていることや、言葉にせずとも話を聞いていて、きっと自分自身のことをこういう人だと思っているんだろうな・・という言葉に○がついたのです。
つまり、人は潜在的/顕在的に関わらず、自分が自分自身のことを「こういう人である」と思っていることを言ってもらうと嬉しいんだな、と分かりました。
なので、その人が「自分をどういう人だと捉えているか」を把握することが大切になります。
会話の中で、にやっと笑った時、目配せした時、紅潮した時、強く否定する時など、会話に反応をしてくる時は、その人が大事にしている「自分」が見え隠れします。
それをうまくアレンジして、状況に合わせて変化球コミュニケーションとして使うと、本当にその人にとって嬉しいモチベーションのあがる言葉になるかもしれません。
良かったら試してみてくださいね。