おはようございます。稲垣友仁です。
現在、栃木県さくら市に来ております。
夏は主に教職員研修が多く、いろいろなところに行かせていただいております。
今日の携帯メルマガは、先週行った富山県黒部市のある先生から聞いたお話をヒントに書いていきたいと思います。
その先生が教頭先生の頃、校長先生がツカツカと寄ってきて、
「~教頭先生、あんたの教育理念ってなんや?」といきなり問いかけられたそうです。
この教頭先生は何とか答えなきゃと思って、ツラツラと話したそうです。
ひととおり話を聞いた校長先生が、
「そうか。わしの理念言うぞ。わしは一つ目に、この学校を子どもたちが毎日笑顔で通いたくなる学校にしたいんや、二つ目は・・・・」と話してきたそうです。
そして、続けて「教頭さん、あんた、この一つ目の子ども達が毎日笑顔で通いたくなるような学校をつくるという理念について何ができる?」
とまた問うてきたそうです。
この教頭先生は、質問されてびっくりしたのですが、この校長先生の信頼して任せてくれるところがとても尊敬できるところなんですと話してくれました。
リーダーにもいろいろな方が見えますが、自分の意見を一方的に押し付けず、相手の話も聞きながら、対話によって相手を巻き込んでいくリーダーがいます。
私はこういう方をコーチ型リーダーと呼んでいます。
コーチ型リーダーは相手の主体性を引き出すために問うたり、話を聞いたりして対話を重ねていきながら巻き込んでいきます。
スタンスとしては「相手に任せる」「信頼する」「大事なことはズバッと伝える」「責任は自分が取る」というリーダーが多かったように思います。
こういう方がいてくれると安心して自分の力を出せますよね。
今週は、対話を重ねて相手を巻き込むコーチ型リーダーで過ごすとういうことをやってみて下さい。
「あなたはこの件に関してどう思う?」
「私はこう思うんだ」
「やるとしたらどんなことやる?」
簡単な対話で相手の主体性を引き出しながら相手をプロジェクトに巻き込んで行きましょう。