おはようございます。稲垣友仁です。
3カ月ぐらい前に実際にあった出来事ですが、小学校1年生の息子が、約1年ぐらい通った習い事を突然「やめたい」と言ってきました。
みなさんの息子さん娘さんがそのように話しかけてきたらどのように関わるでしょうか?
私たちは当然のごとく
「どうしてやめたいの?」
と理由を聞きました。
そうすると子どもは習い事を辞めたい理由をいくつか言いました。
親としてはせっかく通ったのでやめてほしくはなく、いろいろな提案をしました。
しかし、このようなことが何度もあるのが目に見えていたので「辞めよう」ということになりました。
で、子どもには、
「自分から辞めることを言いなさい、そしたら辞めていいよ」
というと、
そういうことを先生に言えないらしく、
今度は
「僕は本当は習い事を辞めたくなかった、パパとママがそんなこというから・・・。」
と泣いて怒り出す始末。
ほとほとこの事件には疲れてしまいました。
この事件をよくよく考えてみると、
例えば子どもが「~をやめたい」と言ってきたら
「~をやめたいんだね」
というオウム返しをして相手の気持ちをまず受け止め、相手から話し始めるのを待つということもできたなあと思いました。
親としては相手の反応に驚き、思わず解決志向に走ってしまいますが、親に焦った状態で質問されることで子どももあわててしまい、思ってもないことを話してしまいます。
これは親子の関係だけではなく、いろいろな場面で起きているように思いました。
今週は、
「まず、相手の気持ちを受け止める」
というテーマで相手と関わってみましょう。
私たちは相手から相談された場合、その問題を解決したくなってしまいますが、解決するのはあなたではなく相手なのです。
相手は自分で解決できる能力があるということを信頼して、まずは相手の気持ちをオウム返しで受け止め、相手から話し始めるのを待つということを試してみてください。
その上で、アドバイスをするのか質問するのかは考えていきましょう。