おはようございます。稲垣友仁です。
現在サービス業の店長のコーポレートコーチングをしています。
その中で「決断を上手にする」というテーマに取り組まれている方がいます。
その方は決断することに苦手意識があり、それがリーダーとして行動することのストレスにもなっていました。決められない自分というものに対して変化を起こしたいということで、このテーマで関わらせていただいています。
なかなか決断ができなかったのですが、ある時、「困ったときにみんなから意見を聞く・意見を集める」、ということをやり始めてから様子が
変わってきました。
決断が以前よりも、かなり早くできるようになったのです。
以前は、「どうしよう?」と自分の中で悩んでいる時間が長かったのですが、すぐに他人に相談したり、皆を集めて会議をしたりなどしてから、とても早く物事が進むようになったそうです。
そして、決断が速くなるだけでなく、そうすると、仕事も以前より速く終わるようになって、他のことに目を向けられるようになりました。
現在は、部下の一人一人の問題についてサポートできる余裕が出てきたそうです。
また、その空いた時間で、机の周りを整理する時間がとれ、とても机上がきれいになったそうです。
よく、机の上は、その人の心の状態を表すという言葉を聞きますが、本当にその通りだと思います。この言葉の構図がこの出来事ではっきりと見えました。
心がごちゃごちゃしているのは決断ができていない、先延ばしにしていることが多いからなのかもしれません。
ということで、今週は、「決断」ということについて見てみましょう。
決断は「スタート(始める)、チェンジ(変える)、ストップ(やめる)」の3つを行うことです。
そして、それを自分でやることも大事ですが、他人に相談してみることで劇的に進むかもしれません。