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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

アドバイスに変わる方法

おはようございます。稲垣陽子です。
8月に入りましたね。

コーチングは引き出すコミュニケーションなので、「アドバイス」についてはとても繊細に扱います。
その量はコーチにもよりますが、個人的には機会はとても少ないです。

しかし、別のコミュニケーションでアドバイスと同じ効果を作り出します。
それの代表が
「体験を伝える」
「独り言をいう」
です。

前者は、私はこうしたことがある、こういう人を知っている、など長くても10秒以内で伝えるようにしています。
ポイントはその体験を知ってもらうことではなく、体験を話すことで意識や視点を変えることに意味があります。
なので、長く話す必要はありません。体験はきちんと話そうとすると2分以上かかります。それだと話し手はクライアントからコーチに移ってしまいますし、アドバイスの要素も強くなります。相手がその体験を聞きたいと望んだ場合は話しますが、流れをもとに戻すことは心に留めておきましょう。

後者は、フィードバックほど重たくなく、心の中でつぶやいている独り言をぼそっと言うイメージです。
「うわぁ、大変そう」「すごいなぁ~」「なんか苦しいね」「体温上昇してきた」「泣きそうだわ」など。

実は、アドバイスはこう言ったつぶやきの後に続くことが多いのです。
例えば、「うわぁ~大変そう、だったらこうしたらいいのに~」
「苦しそう~私ならこうするな」

なので、実はつぶやきだけでも、第三者の声として感じ、自分の課題について客観的に見れたりして、新たなアイデアや視点の広がりにつながったりします。

人は相手に対して真剣になればなるほどアドバイスをする方向に行くように、個人的には思います。
それもあなたの愛情としてきっと伝わるとは思いますが、今週は、アドバイスをちょっと脇に置いて上記の二つを試してみましょう!
さらに相手と深くつながる感覚が手に入るかもしれません。

自立から下りること
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