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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

慣れているだけ?

おはようございます。稲垣陽子です。
週末、研修で八ヶ岳に行ってきました。
標高1300メートルの高原の中で、朝晩はひんやりとするくらいでした。

そして、日曜日の夜に三重県桑名市の自宅に戻ってきました。

最寄り駅に着いたとたん、もわ~んとする熱気と湿気が。
一気に汗が噴き出します。

やっぱり桑名は暑いな・・
そんな事を考えながら、家に帰ると、マンションのエレベーターで別の住人の方と乗り合わせました。

エレベーターの中と言えば、やっぱり天気の話ですよね(笑)

私が、
「暑いですね~。週末信州の方へ行ってたので、暑さにびっくりですよ。」と言ったら、その方が
「そうですか。今日はそれほどでもないんですよ。昨日はもっと暑かったです。」とおっしゃったのです。

思わず「ええええ~~」とびっくり。
こんな暑さ耐えられない・・・先が・・思いやられる。

やや気が重くなりなが家に戻り、とりあえず窓辺で涼んでいると、
あら不思議、10分くらいで汗が引き、気づけば、この熱気にすっかり慣れてしまっている私がいたのです。

人は一般的に環境に順応することができるんですよね。
生活環境だけではなく、その場に流れる文化(風土)や人生の「ノリ」のようなものまで、知らず知らずにその環境に順応しています。

しかし、順応しているからといって、それが本当に欲しいものだとは限りません。
本当に欲しいものと言う訳ではないのに、「慣れてしまっている」ので、そのままにしている、というものが私たちの周りには結構多いように思います。
そして、往々にして、人生につまずいたり、目標を見失っている時など、この「慣れてしまっている」という感覚が足を引っ張っている事があります。

そこで、コーチとしては、時として、その「慣れてしまっている事」についても確認する必要があります。
「その常識は誰が決めたのですか?」
「なぜそう思ったのですか?」
「それは本当に手にしたいものですか?」

そうすることで、当たり前だと思っていた事が、当たり前ではなくなるかもしれません。
今週は、相手と自分の「慣れてしまっていること」を丁寧に振り返ってみましょう。

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