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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

インタビュー or コーチング

おはようございます。
稲垣陽子です。
コーチングでは「いかに質問をするか」がポイントではありますが、
これがなかなか難しいものです。
特に、初心者の方の多くは、質問をしようとすると、
「コーチング」ではなく「インタビュー」になってしまうことが多々あります。

では「コーチング」と「インタビュー」の違いは何でしょうか?

どちらもベースには”相手に対する興味”が存在します。
この人は,何を考えているんだろう、思っているのかな、
この人はその時どんな気持ちだったのかな、
そんな興味が、質問へと向かわせます。

でも、その質問をすることで、
「自分の知りたいことが満たされる」のか、
「相手の気づきや充足感につながる」のかで、それがコーチングなのか,インタビューなのか違ってきます。

以前、自分の研修で、二人組になって「今、気がかりなこと」について話してもらうというワークをしたことがありました。
ちょうど人数が奇数だったので、私も参加者としてはいることにしました。

自分がクライアント役の番の時、コーチングを受けることも大好きな私は、
意気揚々と仕事の話をしたのですが、
その方にとってはコーチングの仕事が珍しかったらしく、
私の話の筋とは関係なく、
「普段はどんなスケジュールで過ごしているのですか?」
「家庭と仕事の両立はどうしているのですか?」
と聞いてきました。
目は爛々として、私自身にとても興味をもってくれているのはわかり、嬉しかったのですが、
その時のテーマである「気がかり」について、話したかったことは何も話せなかったという残念な感じもしました。

これが「インタビュー」と「コーチング」との違いなんですね。
興味を持つ、その先の成果は何か、成果の恩恵は自分にあるのか、相手にあるのか。

今週は、興味の矛先に意識を向けながら、相手と関わってみましょう。
相手が「思わずたくさん話しちゃった」「こんなに自分のことを話してしまったわ」という感想が生まれれば、
きっと成功です。

良かったら試してみてください。

相手の可能性を拡げる質問
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