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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

フィードバック

おはようございます。稲垣友仁です。

今日は、フィードバックというスキルを紹介します。

フィードバックという言葉を辞書で調べると
「結果を原因側に戻すことで原因側を調節すること」
とあります。

もし、あなたが目標に向かっているとしたら、自分自身が相手からどう見えるか、目標達成に向かってどのような位置にいるのかは、常に知りたい情報だと思います。
人はなかなか客観的に自分を見られないので、客観的な情報はとても役立ちます。

こちらが見えている相手の情報を、直接相手に伝えるスキルのことをフィードバックといいます。

フィードバックの方法としては、2つあります。

1つは、具体的な事実を伝える方法。

例えば
「イメージしているよりも右手が3cmぐらい下がっていたよ」
「あなたの部下は、『やりたくない』と言っていましたよ。」など

という具体的な事実は、何よりも気づきを生み出します。

もう1つは、感じている主観的な感覚を伝える方法。

例えば
「僕は、おもしろくないと感じるな~。なぜかというと、・・・」
「聞いていると、身振り手振りが大きくなってきて、嬉しい感じが伝わってきました。」

主観的な感覚を伝えるときは、そう感じた理由も述べてあげると相手は受け取りやすいと思います。

目標達成に必要な情報を得ることで、相手は自主的に修正を行うことが出来るのです。

フィードバックを行うときの注意点として、受け取る準備が出来ていない人に言っても、いらぬお世話になってしまうということです。
もしくは、傷つけてしまうこともあります。
ですので、相手の状態を見て、相手に有益だと思ったときに、相手の受け取りやすい形でフィードバックすることが重要です。

今週は、相手にとって有益だと思うことをフィードバックしてみましょう。

目標を知っていて、関係ができている相手には、具体的な事実や感じていることをフィードバックしてみましょう。
関係が出来ていない相手には、ポジティブ(良いところなど)なフィードバックから入るのが無難かと思います。

稲垣友仁(ジョニー)

具体的事実を伝える方法
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