今から6年前、独立に向けてコーチを雇いました。
その時、コーチから
「5年後の夢物語でいいから5年後、自分がどうなってみるか書いてみない?」
という提案を頂きました。
最初は書くことが出来るのか不安でした。
しかし、書き始めると5年後のビジョンがあふれ出てきて、ものの30分で多くのことを書いていました。
次のセッションで、コーチとその書いたことについて話をしたら、コーチはいつもと同じように興味深く私の話を聞いてくれました。
そうしたら、次の日、自然に行動が起こりました。
私の5年後はボルボという車に乗っている予定になっていたので、早速次の日に試乗し、その結果、車はサニーでもいいことが分かりました。
結局私が車に求めていたのは乗り心地であることに気づいた。
そして、次は夢に描いたマイホームを見に行きました。
将来、独立したら景色が良い丘の上に大きな窓がある一戸建てを購入して、そこでクライアントや経営者の相談に乗っている姿を思い描いていました。
なので、いくつかのモデルルームを巡って探し歩きました。
なかなか、いい物件が見つかりませんでした。
そんなある日、環境がすばらしく、交通の便の良い所にマンションのモデルルームを見つけます。
そこに入ると、夢に描いていた大きな窓がリビングルームに広がっているではありませんか。
その時
「これだ!」
と思いました。
マンションならば一戸建てよりも安く購入できるし、高い階ならば景色もよいだろう。ということで、コーチとの5年後のビジョンについてのセッション後、1週間で、そのマンションの購入を決めてしまいました。
今そのマンションは、クライアントさんやビジネス面でのパートナー達があつまってくるオフィス兼自宅になっています。
この時に描いたビジョンの90%が1年以内に達成されました。
ビジョンは、人を行動へと駆り立てるエネルギー源になります。
今週は、相手のビジョンを聞いてみましょう。
「将来どうなりたいのか?」
「この仕事がどうなったらいいと思っているのか?」
誰もが心の奥底に、大切にしているビジョンを持っていると私は確信しています。
何気なく、将来のビジョンを聞き出し、興味を持って聞いてみてください。
聞かれた後は、相手の行動が少し変わるかも知れません。
稲垣友仁(ジョニー)