先日、中学校教師時代の卒業文集を見ていました。
その卒業文集の中で、当時の私の様子を書いてくれた女の子がいます。
「1年生の時、死ぬほど嫌いなマラソンの時間のことだった。
ビリでへたりそうになった私に、体育の先生(←私)は『頑張れ、頑張れ!』と言って、ずっと一緒に走ってくれた。
あの時は、先生が神様みたいに思えた。
走ることはいまだに大嫌いだけど、最後まで頑張れるようになったと思う。・・・」
一緒にいてもらったり、一緒に付き合ってもらうことで、励みになることってありますよね。
コーチングでは、相手と共にいることをとても大切にします。
次の日の朝
うちの4歳になる息子が、
「幼稚園行きたくない、朝ごはん食べない」
といい出しました。
いつもなら、そんな時は、朝ごはんを食べることを説得したり、彼が好きなテレビ番組を見たり、子どもだまし的な手法を使うのですが、
この文集を読んだこともあって、
「よ~し、パパと一緒に食べよう」と、言って一緒に朝ごはんを食べだしました。
別に彼をせかすことなく。
そうしたら、自然に、機嫌を取り直して、楽しそうに幼稚園に行きました。
共にいるだけでいいんですねー。
稲垣友仁(ジョニー)