コーチングを機能させるためには、「相手をサポートする」というベースが必要です。
私たち夫婦は、毎朝ウォーキングをしています。
ある時、だんなが、歩きながら私の背中にそっと手を当ててくれました。
するとどうでしょう。そうしてもらっただけで、断然歩きやすくなったのでした。
力8分目でぐんぐんと前へ進める感じ。
では、今度は私が・・・と彼の背中に手を当ててみると、
これが結構難しい。
添える力が強すぎると押され過ぎて歩きづらく、
力が弱すぎると、単なる邪魔物となってしまう。
頃合のいい、微妙な力加減というのがあるのです。
よかったら皆さんも親しい人と二人で歩いて試してみてください。
自分がやりたいサポートの仕方ではなく、本当に相手にとって役に立つサポートの方法。
それは、相手の歩く早さから息遣い、体の使い方など、全身全霊で相手について感じてみなければ、分からなかったりします。
また、そうやって感じてみると、ただ歩くだけなのに、いかに相手が自分と違うか、ということにも気づくことができます。
皆さんが、「誰かのために」と関わっているそのやり方は、本当に相手をサポートしているでしょうか?
強すぎたり、弱すぎたりの力加減はどうでしょうか?
今週一週間は、サポートしたい相手に、どんなサポートをしたら相手にとって本当に役に立つものになるか、試してみてくださいね。
では、今週も素敵な一週間をお過ごしください!
稲垣陽子(YOKO)