
おはようございます。稲垣陽子です。
共創コーチングにおいて、特に大切にしていることの一つが「対等性」です。
目の前の人と「対等性」を持って関わることはコーチとして大事な要素。
でも立場や役職、年齢など。あるいは自分の状態や未完了なども含めて、
私たちは目の前の人と向き合うとき、無意識に「どちらが上か、下か」を判断してしまいがちです。
しかも、これ、ほんの一瞬で起こります。
相手を「上」と感じた途端、急に言葉が丁寧になりすぎたり、妙にかしこまったり、本音をしまいこんだり。
逆に「下」と感じた瞬間、ちょっと諭すような口調になったり、気づけば勢いよく話していたり。
……ありますよね(笑)
つまり、対等性が揺らいだ瞬間に、相手が大きく見えたり、小さく見えたりして、
相手をそのまま、等身大に見ることが難しくなってしまうのです。
コーチとしては相手を等身大で見れるようになりたいですよね。
「対等でいましょう」というのは理屈としてはよく理解できます。
けれども、ここが少しややこしいところ。そう簡単ではないんですよね。
なぜなら、対等性というのは、とても無意識的なもの。
意識して「対等でいよう」と思っても、なかなかうまくいきません。
相手を上にしないようにと思っても、顔がこわばったり、心がざわついたりすることがあったり、
逆に油断すると、「いいこと言ってる自分」に乗ってきて、気づけば自分が上に登っていたりすることもあります(笑)
では、どうすればいいのでしょうか。
相手をどうにかしようとするよりも、まずは「自分自身と共にいる」ことです。
相手を等身大に見るためには、自分自身も、等身大でいる必要があります。
必要以上に自分を大きく見せることも、逆に小さく扱うことも、どちらも必要ありません。
では、どうしたらいいのか。
今日は私が密かに唱えている「おまじない」があります。それをお伝えします。
それは、
「私は今の自分で十分だ、存在するだけで素晴らしいんだ」
「私は今、素晴らしい出会いの瞬間にいる」
(たとえ毎日会っている人でも、です)
対等性が崩れそうな時に、ふと唱えます。
そうすると、不思議なのですが、同じように相手のことも
「今のままで十分だ、存在自体が素晴らしい人だ」と思えて、
今ここで対話が起こるそのものに、新しさと好奇心が湧いてきます。

この感覚で関わるとき、気づけば、相手はぐっと等身大の姿で立ち現れてきます。
気づくと肩書や年齢、性別などは些細なことに思えてもきます。
対等性とは、つくるものというより、整っていくものなのかもしれません。
自分を大きく見せようとしているとき、あるいは、自分を小さく扱っているとき、私たちは無意識に相手との関係にも歪みやぶれを持ち込みます。
そんな時は、ぜひ一瞬コミュニケーションを止めて、このおまじないを試してみてください。
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