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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】なぜ、頑張る人ほど自信を失っていくのか

おはようございます。稲垣陽子です。

2026年も、1ヶ月が経とうとしていますね。

この頃になると、新年に立てた目標に対する焦りや
「ちゃんとやれているだろうか」という気疲れが少しずつ出てくる頃かもしれません。

先日も、クライアントさんからこんな声を聞きました。

「今年は頑張る一年にしようと思って色々やっているのに、
頑張れば頑張るほど、自信がなくなってくる気がします」

これは、怠けている人の話ではありません。
むしろ、誠実で、一生懸命で、ちゃんと生きようとしている人ほど陥りやすい状態です。
なぜ、そんなことが起きるのでしょうか。

今日は、私が日々のコーチングの中でよく目にする
“頑張るほど自信を失う人が陥るパターン”を三つご紹介します。

1)一直線に進もうとしすぎる

私たちは、目標を立て、
そこに向かって一直線に進むことが「良いこと」だと教えられてきました。

でも実際には、人の成長や変化は一直線ではありません。

先日の三輪先生のセミナーで、
「予定調和の中の変化では、本当のダイナミクスは起きない」という言葉を聞きました。
ズレたり、停滞したりすることは、自然なことです。
むしろ、そこにこそ大きな変容の芽があります。

けれど、自信を失いやすい人ほど、ズレや停滞を「間違い」と感じ、
元の一直線に戻すことに頑張ってしまうのです。

それは、知らず知らずのうちに、自分を疲弊させ、窮屈にしてしまいます。

2)「ダメな自分」を克服しようとしている

「ダメな自分」
「できない自分」
「足りない自分」

それを何とかしようとして頑張る人も多いです。

でも、ダメな自分をできる自分に変えるというのは、険しい山を登るようなものです。
それができる人は、ほんの一握り。
多くの人にとっては、とても苦しい道になります。

ダメな自分を否定する目標だと、頑張っているのに自信がなくなるのは、
実はとても自然なことなのです。

3)評価や賞賛をもらうことが隠れた目的になっている

私たちは表面上は、もっともな目標を設定します。
「成長したい」「うまくなりたい」「ちゃんとやりたい」。

でもその奥に、「認められたい」「褒められたい」「価値があると思われたい」
というニーズが隠れていることがあります。

それ自体は、とても人間らしいのですが、それが過度に強いと、
どんなに頑張っても簡単に自信は喪失します。
なぜなら、人は自分が期待した通りにコントロールすることはできないからです。

たとえば、
「料理が上手になりたい」という目標があったとします。
一見、自分のための健全な目標に見えます。
でも、もしその奥に、
「旦那さんに褒められたい」
「良い奥さんだと思われたい」
という思いが強くあったとしたらどうでしょう。

朝から晩までキッチンに立ち、一生懸命、美味しい料理を作り続ける。

ところが、旦那さんが本当に望んでいたのが、完璧な料理ではなく、
ソファでくつろぎながらニコニコ話してくれるパートナーだったとしたら。

どれだけ頑張っても、「欲しかった評価」は手に入りません。

自分の奥にある「認められたい」というニーズを、
相手の評価や賞賛で満たそうとすると、頑張れば頑張るほど、
満たされなさが積み重なっていきます。

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どうでしょうか。

もし、頑張っているのに自信を失っているとしたら、
少しリラックスして、目標をチューニングしてみましょう。

もしかしたら、目標ばかりを見て、
今のプロセスを味わえていないだけかもしれません。

一直線に、足りない自分を埋めるために頑張り続けていると、
途中で起きていることが、ただの「遅れ」や「失敗」に見えてしまいます。

でも、「これは目標に向かう旅の一部なんだ」と思えると、
今起きていることも、少し違って見えてきます。
今日の出来事も、いつか目標を振り返るときの、大切なエピソードのひとつと思えます。

今日もあなたに、やさしい一日でありますように。

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